2017/03/12

フルート

むかしむかし(ヨーロッパ・バロック音楽の時代)は、筒状で穴をふさいで音を変える笛は、縦型であっても横型であっても「フルート」と呼んでいたらしい。
どちらかと言えば縦型(現在のリコーダー)のほうをフルートと呼び、横型の笛は、わざわざ「横型のフルート」という表現をしていたという。
どういう経緯かはよく分らんが、現在ではフルートといえば横型を指すことになっている。標準的なフルートは長さが65センチメートルほどのC調の楽器。
C管フルートは、メロディを演奏する楽器としては高すぎず低すぎずで心持よろしい音高であり、一番普及しているタイプだね。
低い調では「アルト・フルート」とか「バス・フルート」があり、アンサンブルなどで活躍する。
標準のC管フルート と U字頭部管のアルトフルート
標準のC管フルート と U字頭部管のアルトフルート
だけどまあ、管を長くすれば低音が出るという物理法則にのっとり、とんでもなく低音のフルートも存在するんだよ。
コントラバスフルート と サブ・コントラバスフルート
コントラバスフルートサブ・コントラバスフルート
ピッコロ piccolo flute
ピッコロ


ピッコロもフルートの仲間
ピッコロ (piccolo)は、「小さい」という意味なので、ピッコロ・フルートが省略された名前。







2017/02/01

バグパイプ

バグパイプといえば スコットランドのグレート ハイランド バグパイプが有名なので、キルトをまとったおじさんが演奏する姿を思い浮かべるかもしれない。
でもね、ヨーロッパの各地にはたくさんのバグパイプがあります。
ガイタ・デ・ボト
gaita de boto

スペインのバグパイプ
ガイタ・デ・ボト gaita de boto  スペインのバグパイプ
チンポイ
cimpoi

ルーマニアのバグパイプ
チンポイ cimpoi  ルーマニアのバグパイプ

ドゥダス
dudas

ラトビアのバグパイプ
ドゥダス dudas  ラトビアのバグパイプ

ガイディ
gajdy

ポーランドのバグパイプ
ガイディ gajdy  ポーランドのバグパイプ

サックピーパ
sackpipa

スウェーデンのバグパイプ
サックピーパ sackpipa  スウェーデンのバグパイプ

ヒュンメルシェン
hummelchen

ドイツのバグパイプ

ヒュンメルシェン hummelchen  ドイツのバグパイプ
ほかにも、数々のバグパイプがあります。私家版楽器事典をみてください。

2016/11/02

ハーモニカの元になった東アジアの大発明・・・フリーリード

フリーリード
クラリネットや、オーボエなどもリード楽器であるが、これらは管の長さ(孔の位置を変える)によって音程が決まる。
対し、笙の仲間の音程はリードの固有振動による。だからその音程に見合ったリードが複数組み込まれている。後にフリーリードと呼ばれることになるアジアで生まれたこの大発明は、ハーモニカ、アコーディオン、リードオルガンなどに取り入れられた。

ケーン(Khene)
ラオスやタイで使われている。フリーリードの管楽器。
古く伝統ある中国のシェンも、このケーンが元になっていると云われている。大小様々なサイズがあり、筒の長さが2メートルほどのものもある。
ケーン Khene)
ケーン Khene


ルーシェン (芦笙/蘆笙)
ルーシェンは、ベトナムやラオス、中国南部に住むの苗族(ミャオぞく)の笙。
吹き口が長いのが特徴でまるでサクソフォンのような構えで演奏する。大小様々なサイズがある。る。
ルーシェン 芦笙/蘆笙
ルーシェン 芦笙/蘆笙


シェン(笙)
中国の笙。カタカナではションと書かれる場合もある。
中国では2000年ほどの歴史があると云われているが、もっと古くはラオスやタイが発祥の地だといわれている。日本の笙(しょう)は中国からシェンが伝わったもの。
シェン/ション(笙)
シェン 笙


しょう(笙)
日本の笙。
残念ながらというか何というか、日本で生まれて日本で育った日本固有の楽器というのは見当たらない。楽器はすべてと言っていいくらい中国大陸から渡って来た。日本の笙も雅楽などで使う楽器として中国から伝来したもの。
しょう 日本の笙
しょう 笙



2016/08/18

ヨーロッパの低音金管楽器

セルパン Serpent

セルパン Serpent
セルパン Serpent
1700年代中ごろから使われ始めた古い時代の楽器。
セルパンは蛇の意味。クネクネとした形状からその名が付いたのだろう。
バルブの無い時代であるので、木管楽器のように管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組みになっている。
このイラストはコントラバスセルパンで1800年代中ごろに作られた。セルパンの中でも最大級。まるで大蛇のようにでかいのでアナコンダという名で呼ばれていたこともあったようだ。

オフィクレイド Ophicleide
1817年にフランスの楽器製作者によって考案された楽器。これも、管の途中にある穴をふさいだり開けたりして音程を変える仕組み。
オフィクレイドはオーケストラでも使われるようになったが、すでにバルブが発明された時期でもあり、しだいにバルブ機構を備えたチューバなどに低音楽器の座を譲っていくことになる。

ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
ヘリコン Helicon
肩にかついで行進の時でも使えるようになっている低音金管楽器。現在普及しているスーザフォンはヘリコンをもとにアメリカの音楽家スーザが考案したもの。

チューバ Tuba


チューバ Tuba
チューバ Tuba
1800年代の中ごろ、ボンバルドンという低音楽器が作られ、チューバも同じころ作られた。
ボンバルドンとチューバは似た楽器で軍楽隊で使われたのがボンバルドン、交響曲で使われたのがチューバと呼ばれれていたこともあったようだ。
現在では低音金管楽器の代表としてチューバという名が残っている。

ワーグナー・チューバ Wagner tuba
ワーグナーが「ニーベルングの指環」の上演に当たり、新たな音色を取り入れるべくオーケストラに採用した。
ホルン(フレンチホルン)の奏者が持ち替えて演奏できるよう、左手操作になっている。低音域というより中低音域の楽器というほうがいいかもしれない。


2016/07/08

トランペット / コルネット / フリューゲルホルン

演奏者の唇が震えて音源になる。これが「金管楽器」。金属でできていなくても、この構造の管楽器は金管楽器として分類される。
おなじみのトランペット。もちろんこれは金管楽器。
その昔はバルブという便利なものはなかった。一本の管だったので音程が限られていて複雑なスケールで演奏できなかった。同じ楽器で転調なんてのは無理だった。

1810年ごろ、管の中の空気の行き先を制御できるバルブが発明された。
メインの管のほかに音程に見合う管を付け加えて、あっちへこっちへと通り道を変えることができるわけだ。これによってすべての半音階を出すことも可能になり、多彩なメロディを奏でることができるようになった。そして現在の金管楽器は、特殊な例を除いてバルブを取り付けているのが標準となったわけ。現在でもバルブの無いトランペットも存在するが、ナチュラルトランペットという名で区別している。


トランペット
トランペット trumpet
トランペット trumpet
 これは、普段よく目にするトランペット。イラストはルイアームストロングの写真を参考にさせていただいた。


ロータリー トランペット rotary trumpet
ロータリー トランペット rotary trumpet
ロータリートランペットは、くるくる回るバルブが組み込まれているトランペット。ドイツやオーストリアをはじめ北欧でよく使われている。


ピッコロ トランペット piccolo trumpet
ピッコロ トランペット piccolo trumpet
ピッコロトランペットは、19世紀末に、主にバロック期の曲を演奏するために考案された高音用のトランペット。一般的なトランペットより1オクターブ高い・・・が、いろいろな key が用意されているのですべてが1オクターブ上というわけでもない。
現代音楽にも使われていて、ビートルズのポールが歌っている「ペニー・レイン」の間奏ソロはピッコロトランペットだ。


ここで紹介するのはトランペットのほかにコルネットフリューゲルホルン
トランペット、コルネット、フリューゲルホルンは、基は違う楽器で歴史も違う。それなの似た形をしている。もともと違う形状の楽器だったのにほとんど同じ形になっちゃった。
それは、これらの楽器すべてがバルブという大発明の構造を取り入れ、扱いやすい形にしたものだからみんな同じ形になったというわけだろう。

コルネット

コルネット cornet
コルネット cornet

 ポストホルン(郵便ラッパ)コルネットは、トランペットと似ているけど、トランペットより管が太いのでまろやかな音が出る。コルネットの原型は、郵便馬車が配達を知らせる時につかわれたポストホルン(posthorn 郵便ラッパ)で、ポストホルンにバルブをつけて改良がなされ、現在のコルネットになったのだという。


フリューゲル ホルン
フリューゲル ホルン flugel horn
フリューゲル ホルン flugel horn

 ビューグル
同じく、トランペットと似ているけど、これも管が太いので音はまろやか。 フリューゲルホルンの原型は軍隊などで使われていたビューグル(bugle 信号ラッパ) だという。

また、サクソフォンで有名な楽器製作者アドルフサックスが作ったサクソルン(saxhorn) を改良したものだと反論する方もいらっしゃるとか。
でも、どちらが本当かを決める必要はないだろう。「信号ラッパにバルブをつけようと思った、そしてサクソルンなどを参考にして改良した」でいいんじゃないかな。


2016/06/18

アコースティック ギター

アコースティック・ギター
世間で一番普及している楽器が、ギターだろう。中でも唄の伴奏としの活躍が多い。ギターが普及した理由を挙げてみると・・・。
  • 一人で持ち運びできる。個人がバスや電車に持ち込んで移動可能。
  • 安価である。量産されているので値段がやすい。値段の高いものも安物も音質にそんな違いはない。
  • メロディ、和音、リズム(音楽の三要素)を出すことができる。さらに少し貧弱ではあるにしてもベース音も可能。
  • 口を使わない楽器であるので唄を歌うことができる。歌声と見合う適度な音量である。
  • 転調がとても簡単である。
  • 楽譜なんて これっきし分からなくても弾ける。
  • 標準化されているので、どの楽器を使っても同じ弾き方で弾くことができる。クラシックギター、エレクトリックギター、12弦ギターなど数々の種類はり、そのテクニックは違うものの、基本操作は同じ。

以上のひとつひとつは、なにもギターだけが固有に持つ特徴ではないにしても、総合的に普及する要素を十分に備えている。和音の概念が分かりやすく、そんなに音楽知識がなくても和音の響きを繋ぐようにメロディをつけていくという作曲方法は専門的な教育を受けていなくても可能である。プロフェッショナルでなくても、簡単な作曲と編曲とがイッキにできあがる。そして伴奏付きで歌うことができる。これがギターの持つ魅力だろう。

楽器事典・・・

2016/06/09

アコースティックギターを弾く アメリカのシンガー

メイベル・カーター 1909年生まれ
メイベル・カーター (Maybelle Carter)
メイベル・カーター (Maybelle Carter)
1920年代から1930年代にかけて活躍した歴史的なバンド、カーターファミリー(The Carter Family)のメンバー。 多くの名曲を残し、例えば「キープ・オン・ザ・サニー・サイド(Keep on the sunny side)」は日本では「陽気に行こう」という名で歌われている。
革新的な演奏方法でギターを弾いたことでも有名。低音弦をベースとメロディ、高音弦を和音をならすく演奏スタイルである「カーターファミリー・ピッキング」は、今も受け継がれている演奏方法。 ただし、フラットピックで弾く方法もカーターファミリー・ピッキングと呼び これを多用するギター弾きは多いが、これはオリジナルな奏法とは異なる。メイベルは親指で低音、他の指で高音部を弾くフィンガリングであり、フラットピックは使わない。つまり、本来の「カーターファミリー・ピッキング」を操るギター弾きはほとんどいない。
18歳の頃から歌手として歌い始め、カーターファミリー解散後も60歳ごろまで娘さんと共に音楽活動を続けた。


ウッディ・ガスリー 1912年生まれ
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie)
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie)
1930年~1950年ごろ活躍したアメリカのミュージシャン。 20歳前にはアメリカ中を一時雇いの労働者として放浪。 20歳を少し過ぎたころよりフォークソング(公民権運動や反戦運動を表現する唄でプロテスト・ソングとも呼ばれた)で有名な歌手となった。 
最も有名な歌に「我が祖国(This land is your land)」があり、今なお、たくさんのフォークシンガーが歌い続けている。ボブディランにも大きな影響を与えた。

ピート・シーガー 1919年生まれ
ピート・シーガー(Pete Seeger)
ピート・シーガー(Pete Seeger)
世界に知られる伝統的な唄となった「花はどこへ行った (Where Have All the Flowers Gone?)」「天使のハンマー (If I Had a Hammer)」などの 作者でありシンガーである。ギターのほかに彼が考案したネックの長いバンジョーを弾く。
オバマ大統領就任記念コンサートでは、ウッディ・ガスリーの「我が祖国(This Land Is Your Land)」を歌った。なんと、このとき90歳である。


ウィリー・ネルソン 1933年生まれ
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson)
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson)
カントリーのイメージが強いが本人はジャンルなんかあまり気にしていないのだろう、いろんな唄を歌ってる。 1980年代にソニーのオーディオのテレビCMで「ハーバーライト」を歌ってたのを知ってる方もおられるだろう。音響表面板が傷だらけのオンボロ ギターは彼の風貌によく似合っている。

ピーター・ヤロー 1938年生まれ
ピーター・ヤロー (Peter Yarrow)
ピーター・ヤロー (Peter Yarrow)
もとピーター・ポール&マリー(Peter, Paul and Mary / PP&M )の一員。代表作の一つ「パフ」は誰もが聴いたことのある歌だろうし、ボブディランの「風に吹かれて」を大ヒットにしたバンドでもある。PP&M解散後も歌手として歌い続け、優しい歌声はおじちゃんになっても変わらない。 
2013年、日本に表敬訪問し下村文部科学大臣の前でギター弾がたりで歌ってくれたのには、驚いた。 

ジョーン・バエズ 1941年生まれ
ジョーン・バエズ (Joan Baez)
ジョーン・バエズ (Joan Baez)
アメリカの女性ミュージシャン。 「朝日の当たる家」「ドナドナ」「500マイル」など、アメリカの伝統的な唄を歌い世界的フォークソング・シンガーとなった。マーチンの小柄なギターを弾く。
レコード ジャケットの若いころの写真は黒くて長い髪なので おばさんになってのこのイラストはちょっと別人と思われるかも


ジョン・デンバー 1943年生まれ
ジョン・デンバー (John Denver)
ジョン・デンバー (John Denver)
生きていたらもっともっといい唄を私たちにきかせてくれただろう。 「故郷に帰りたい」「太陽を背にうけて」・・・どれをとっても他のシンガーには真似のできない「しみる唄」を聴かせてくれていた。「悲しみのジェット・プレーン」はPP&Mが歌って大ヒットした。
1997年10月12日、飛行機事故で亡くなった。

グレン・フライ 1948年生まれ
グレン・フライ (Glenn Frey)
グレン・フライ (Glenn Frey)
「ホテル・カリフォルニア」をはじめ多数の名曲を残したイーグルスの一員。デビュー当時の「テイク・イット・イージー(Take it easy) 」も、時代を超えた名曲で中年になっても歌いつづけていた。
ギターはアコースティックもエレクトリックも一流であり、鍵盤楽器も得意。2016年1月に亡くなった。 

2016/05/23

スペインのギタリスト

フランシスコ・タレガ 1852年-1909年
スペインのギタリスト フランシスコ・タレガ(Francisco Tarrega)
フランシスコ・タレガ(Francisco Tarrega)
20世紀のクラシックギター演奏のを基礎を作った。ギターを独奏楽器として位置づけるきっかけを作ったギタリスト。
高度な演奏テクニックである3本指のトレモロ奏法を活用した名曲「アルハンブラの思い出 Recuerdos de la Alhambra」の作曲家。
「アルハンブラの思い出」は高名なギタリストなら必ずレパートリーに取り入れるという超定番になっている。

アンドレス・セゴビア 1893年-1987年
スペインのギタリスト アンドレス・セゴビア(Andres Segovia)
アンドレス・セゴビア(Andres Segovia)
ギターはクラシック音楽の演奏には使えないと言われている中、セゴビアの卓越した演奏技巧と独特なタッチは、聴衆を感動させた。
ギターを大衆音楽の楽器としてだけでなく、クラシック音楽の演奏にふさわしいとみなされるようにし「現代クラシック・ギター奏法の父」と呼ばれている。

ナルシソ・イエペス 1927年-1997年
スペインのギタリスト ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes)
ナルシソ・イエペス(Narciso Yepes)
24歳のイエペスは映画「禁じられた遊び」の音楽の編曲と演奏をギター1本だけで行った。この映画のメインテーマ曲「愛のロマンス」が大ヒットし、世界的に有名なギタリストとなった。
「愛のロマンス」は出だしの部分は比較的簡単なので、クラシックギターを始めた初心者は、この曲をそれらしく真似て悦に入ったりすることも多々あり。
倍音による共鳴効果を増した10弦ギターで世界中を演奏活動した。病の身でありながら68歳までステージに立ち69歳で亡くなった。全世界で圧倒的な人気を誇り、日本では一番名高いスペイン・ギタリストではないだろうか。

2016/04/07

シタール

ラヴィシャンカル 生誕96周年
シタール
2016年4月7日。Googleのホームのロゴ。
シタールのイラストだけで本人は登場していないが、ラヴィ シャンカルの生誕96周年ということで紹介されている。
日本人が、話をするときは ラビ シャンカール と発音するのが通例のよう。アルファベットでは Ravi Shankar。
ラヴィシャンカル Ravi Shankar
インドで生まれて、19歳の頃から演奏活動を始め、 おじいちゃんになってもプレイヤーであったため、検索するといろんな年代の写真が現れる。

2016/03/09

テルミンを演奏するクララ・ロックモア

テルミンを演奏するクララ・ロックモア
テルミンを演奏するクララ・ロックモア(Googleのロゴより)
クララ・ロックモア(Clara Rockmore)は1911年3月9日生まれのテルミン奏者。
テルミンは、ロシアのレフ・テルミン博士が開発した電子楽器。 楽器自体に触れずに空中で音程を操作するため、とても音程を取りにくい楽器である。 通常、過剰なポルタメントやグリッサンドがかかってしまうが、クララはこの欠点を克服した演奏技術を取得。運指法を含め、独特なテルミンの演奏方法を確立した。

2016/02/20

テノーラ

テノーラ tenora
テノーラ tenora
ヨーロッパには古くは、ショームというダブルリードの管楽器があった。
そのショームが各地で様々に発展して多くの楽器が生まれている。

テノーラもそのひとつで、スペインで使われている。ベル部分が金属で作られており、まっすぐの管長は85cmほどある。

2016/01/03

タロガトー

タロガトーを演奏する人 (Tárogató , Taragot)
タロガトー (Tárogató , Taragot)
タロガトーは、ハンガリーで使われている管楽器。

シングルリードでクラリネットととてもよく似てる。ただし、クラリネットは音の出口付近まで円筒(管の太さが同じ)であるのに対し、タロガトーは円錐(管がだんだん太くなっている)だ。

古く トルコには葦(あし)で作ったシングルリードの管楽器があり、それが東ヨーロッパに伝わり1400年代にハンガリーで普及したといわれている。
当初はキーの無い構造だったが、演奏しやすいようにキーを取り付け、現在の楽器に発展した。


2015/12/18

バセットホルン

バセットホルンを演奏する男性のイラスト bassethorn player
バセットホルン
バセットホルンは、1枚リードの管楽器で、1770年頃にマイアーホーファーという人が考案したと伝えられている。

「ホルン」の名前が付いているが、金管楽器のホルンの仲間ではなくリードで音を出す木管楽器だ。

「くの字」に角度がついて曲がっており、全長を長くするため箱型になった部分には管が屈折して入っている。

このイラストは、古い時代のバセットホルンであり、現在ではキーシステムが整った最新のバセットホルンもある。


2015/11/26

クルムホルン

クルム・ホルンはヨーロッパの古い時代の木管楽器。

クルムホルンの演奏図
クルム ホルン
こうもり傘の柄のようにクルンと曲がっているのが特徴。クルンと曲がっているが、「クルン・ホルン」ではなく「クルム・ホルン」だ。とはいえ、Crum というのも『曲がっている』の意味があるらしい。

ダブルリードの木管楽器であるが リード部分を直接口に入れない。リードの部分にキャップが被っていて、奏者はキャップの穴から息を吹き込む。
大小様々が楽器が用意されていて、アンサンブルを楽しんでいた。


2015/10/23

バグパイプ

バグパイプ bagpipes
バグパイプ いろいろ
西アジア・ヨーロッパにはいろいろなバグパイプがあります。
大判のフリー素材をどうぞ。

2015/09/28

チンバッソ

チンバッソ Cimbasso
チンバッソ Cimbasso
チンバッソは、イタリアで使われている金管楽器で、トロンボーンの仲間である。
といわれても、トロンボーンとは似てないぞ。チンバッソとやらには、スライド管がなくてバルブがついてるし。
いやいや、トロンボーンは昔むかし、バルブのものと スライド管のものがあって、どちらかと言えばバルブ操作のトロンボーンのほうが人気があった時代もあったという。

オペラなどでは、狭いオーケストラ・ピットでは、演奏時、前後に長いトロンボーンでは邪魔になる。そこで、縦型にしたのがこの楽器というわけ。

バルブ式のトロンボーンを縦型にしたのがチンバッソで、バルブはピストンのものとロータリーのものがある。