2022/11/15

世界の楽器を紹介するブログ

 楽器の種類別

有棹弦楽器
ネックのある弦楽器

弓奏弦楽器(擦弦楽器)
弦をこする弦楽器

弦楽器 ハープとチター
ハープやツィター

打楽器 パーカッション
打楽器
世界中の楽器を分類して紹介しています。あなたの知らない楽器もあると思います。
= IROMBOOK =


2022/10/31

絵画に登場する楽器

ヨーロッパのルネッサンス期、バロック期の絵画には楽器が登場するものが多い。
絵画によく描かれている楽器をちょこっと紹介しましょう。

リュート

『リュート奏者 』アルテミジア・ジェンティレスキ
リュート

『リュート奏者 The Lute player』
原画作者はアルテミジア・ジェンティレスキ


テオルボ

ヨーロッパの古楽器 theorbo
テオルボ

『音楽の寓意 Allegory of Music』
原画作者はローラン・ド・ラ・イール


ヴィオール(ビオラ・ダ・ガンバ)

ジャン・マルク・ナティエの絵画をイラストに
ヴィオール(ビオラ・ダ・ガンバ)

『王女アンリエットの肖像 Henriette Anne de France』
原画作者はジャン・マルク・ナティエ


チェンバロ(ハープシコード)

フェルメールの絵画より チェンバロ(ハープシコード)
チェンバロ(ハープシコード)

『合奏 The Concert』
原画作者はヨハネス・フェルメール


本ページのイラストは、絵画をイラストに描き直したものです(IROMBOOK)。

2022/09/06

カントリーロード

 アニメとか映画に詳しくないのだけれど、スタジオジブリの作品は、テレビで放映されると見たりする。

「耳をすませば」で、主人公の雫(しずく)が「カントリーロード」を歌い始めると、おじさん達がやってきてその歌の伴奏に参加するというシーンがある。

おじさん達は、ヨーロッパの古い時代の楽器を演奏するわけだが、それらの楽器をちょこっと紹介することにいたしましょう。

主人公の雫(しずく)が「カントリーロード」を歌い始めると、おじさん達がやってきてその歌の伴奏に参加する。
カントリーロードの伴奏をする おじさん達

◆まず 黒髭おじさんの持っている太鼓。

英語では tambourine で 日本でもタンバリンと呼ばれる。
ただし、ヨーロッパの古楽器として登場している様なので tamburelloタンブレーロ)とか pandeiroパンデイロ)とかいう名になる。
輪の周りに小さなシンバルが付いている。日本でリズム楽器として気軽に使っているものは皮をはっていないのが普通だが、この楽器は総称してフレームドラムと呼ばれていて、ドラムとしての皮を張ってあるのが本来の形。指や手のひらで皮部分を叩き、皮の張力を変えながら演奏する。
パンデイロは ポルトガル語であって、ポルトガル語を使うブラジルでは、サンバやボサノヴァで使う この楽器はパンデイロと呼ぶ。多彩な音色、複雑なリズムを駆使する。パンデイロ奏者は、高度な技術を持つミュージシャンだ。

◆次に 白髭おじさんが弓で弾いている楽器。

現在では脚にはさんで演奏する弓奏弦楽器といえばチェロだ。チェロは弦が4本だが、白髭おじさんが脚に挟んでいる楽器はたくさんの弦がある。さらにフレットが付いている。
これは viola da gambaビオラ ダ ガンバ)で弦は6本のものから8本のものもあったようだ。ヨーロッパの古楽器で脚に挟んで演奏する弦楽器は他にも色々あるのだけれど、ヘッド(糸蔵)の部分の形からしてビオラ ダ ガンバと思われる。
フレットが付いていると、音程を定め安く、和音を弾くのに便利ではあるが、微妙な表現を出しにくい。現在のチェロはフレットが無い。フレットが無いことにより高度なテクニックをもって歌うように音程を取ることができ、心地よいビブラートを出せる。
ミュージシャンは、フレットの便利さより、高い音楽表現を優先しフレットなしのチェロに人気が集まったようだ。

◆そして 眼鏡おじさんの弦楽器

これはリュートだ。おそらく、ネックが短いルネサンス・リュートだと思われる。リュートは西アジアの弦楽器がヨーロッパに持ち込まれて発展したもので、本体の底(背面)が丸くなっている(現代のマンドリンと同じだね)。
弦の数は定まっておらず、複弦(同じ音の2本の弦を組にして張ってある)を取り入れている。また、ネックから外れた場所に糸蔵を配置し、長い低音弦(ドローン弦)を取り付けたしたものもある(バロック・リュート)。

◆さらに 黒ひげおじさんは管楽器も吹いている

黒ひげおじさんはパンデイロのほか、管楽器に持ち替えたりしている。
動物の角(ツノ)のように少し曲がった管楽器は何だ。これは Zinkツィンク)とか コルネットcornettoコルネット)と呼ばれているもの。
Zink(ツィンク) コルネットcornetto(コルネット)
ツィンクを吹く黒ひげおじさん
リップリードのマウスピースを持っていて、トランペットなどと同じ金管楽器の仲間。ただし現在のトランペットはバルブなどで管の長さを変えることで音程を変えるが、ツィンクは孔を塞いだり開けたりして音の高低を変化させる。
音を出すのが難しく音量や音質も貧弱だった。次々と開発されてきた新しい楽器に負けちゃって次第に廃れていった。

◆ちなみに カントリーロードの作者は

ジョンデンバー John Denver
ジョン デンバー

カントリーロード(Take Me Home, Country Roads)はアメリカのシンガーソングライター「ジョンデンバー 1943年生まれ」の作品。邦題は「故郷へ帰りたい」。
ウェスト・バージニア、ブルーリッジ山脈、シェナンドアリバーなど、田舎の風景を歌い1970代に大ヒットした。
英語があまり分らなくても、一つ一つの単語が比較的わかりやすい唄なので、日本でも英語のまま よく歌われた。





2022/08/12

悪魔が発明した楽器

バンドネオン
bandoneon, bandonion

バンドネオン bandoneon,bandonion
バンドネオン
バンドネオンは、ヨーロッパの蛇腹楽器コンサーティーナ(ドイツ語ではコンツェルティーナ)を基に1800年代中ごろにドイツで開発された楽器。
ハーモニカと同じような「フリーリード」を空気の流れで震わせることにより音が出る。
現在ではバンドネオンは、アルゼンチンやウルグアイでよく使われる楽器として知られている。ほとんどのタンゴ・アンサンブルで典型的な楽器として定着したためだ。
アコーディオンと異なり、バンドネオンは左右の両手の力で蛇腹の押し引きを行うこともあり音量のメリハリを付けやすく明快なスタッカートをつけやすい。

ただ、この楽器、とても習得が難しいとしても有名だ。「悪魔が発明した楽器」というニックネームで呼ばれたりする。左右両方にボタンが付いているが、このボタン、音階順に整然と並んでおらず、なかなか難儀な並びかた。しかも、改良されると予期しない場所にボタンが追加されていたりするそうだ。

バンドネオンは主にドイツで生産されてきており、アルゼンチンでの人気にもかかわらず、アルゼンチンでは新品の楽器を手に入れるのは難しいという。
機械的構造が多いため故障も多いだろうが、具合が悪くなった楽器は何度も何度も修理して長く長く大切に使っている。
2014年以降、輸入にたよらずアルゼンチンでバンドネオンを開発製造するよ進めてきたという。
Webで調べてみると、ブエノスアイレスのメーカー「Baltazar Estol」での価格は USドルで $6,500(2021年3月現在)という記載があった。
「ドイツ製より安く作る」というのが目標だったようだが、$6,500 というと、趣味で使うには手軽に購入できる価格ではないよね。


バンドネオンの祖先
コンサーティーナ
concertina

コンサーティーナ concertina
コンサーティーナ

1930年ごろからイングリシュ・コンサーティーナ、ジャーマン・コンサーティーナなど様々なタイプが作られ、ダンス音楽や大衆・民族音楽、賛美歌、大きな楽団にも参加するなど幅広く使われてきた。
そして、イギリス式、ドイツ式、両方を取り入れた楽器が最も普及という歴史がある。
コンサーティーナを改良してバンドネオンが作られた。




2022/07/13

楽器の分類

 ザックス=ホルンボステル分類(SHシステム)。
音楽学者 Hornbostel と Sachs が作り上げた楽器分類。
人名が前後ひっくり返ってホルンボステル・ザックス分類(HSシステム)とも。

音を発するものが何か」を基準として分類する方法で、ドイツでまとめられ1914年に公開された。英語でまとめられ発表されたのが1961年というから、比較的新しい分類法だ。

下記は大分類で、5つに分れている(最初は4つだったが、電鳴楽器が加わった)。
この5分類がさらに細かく分けられていて、2000年以降も修正更新されているが、ここでは省略。


体鳴楽器 (IDIOPHONES)体鳴楽器 (IDIOPHONES)

体鳴楽器は、立体が震える。この世にあるほとんどの物は立体で叩けば音が出る。歩けば足音がするし、手をたたけばパンと鳴る。石も木も金属も音の源となる。
作り方によっては音程(ピッチ)を持ったものも作ることができる



膜鳴楽器 (MEMBRANOPHONES)膜鳴楽器 (MEMBRANOPHONES)

膜鳴楽器は、平面が震える太鼓のたぐい。平面といえば皮だろう。獣、爬虫類、魚、プラスチックなどの皮膜を使う。 皮は筒に張る。ギュギュっと強い力で張らなければいい音がしない。



弦鳴楽器 (CHORDOPHONES)弦鳴楽器 (CHORDOPHONES)

弦鳴楽器は、線が震える。羊の腸、絹糸などで作った線、金属の線、ナイロンの線。つまり弦だ。強く引っ張れば高い音、長さや太さ(質量)によっても音が変わる。



気鳴楽器 (AEROPHONES)気鳴楽器 (AEROPHONES)

気鳴楽器は、竹、牛の角、巻貝。筒に空気を吹き込むことによって音が出る。 筒の長さによって、また途中に穴を開けることによって音程が変わる。また、ハーモニカやリードオルガンなど管楽器としては分類できない楽器も気鳴楽器とされる。



電鳴楽器 (ELECTROPHONES)電鳴楽器 (ELECTROPHONES)

電鳴楽器は、根本となる音そのものを電気的に(電子的に)作り上げてしまう。そうそう、シンセサイザなんか。
エレクトリックギターなんかも電気回路で音を出すので電鳴楽器とされるが、もともと「弦鳴」なので、ちょっと納得がいかない。

影の声;
とはいうものの、楽器を演奏するミュージシャンにとってこの分類が何か役に立つかというと、実践する上では分類なんてどうでもいいと思うんだけれど。
楽器を総合的に紹介したりする場合、役に立つかもしれないけどね。

2022/06/09

金管楽器のフリをした木管楽器

シャリュマイ Schalmei

他にも似た名前の楽器があるが、ここに載せた楽器はリードを備えた管が束になっているもの。ドイツでは、大小様々なシャリュマイでのバンド(パレードなどで演奏)がある。
 

シャリュマイ Schalmei
シャリュマイ

シャリュマイは金管楽器のフリをした木管楽器だ。

特徴的なのはベルがいっぱい付いていること。8個またはそれ以上の管がならべられている。
管単体そのものは音階ごとに異なる大きさなんだけど、楽器そのものも高音用・低音用、色んな大きさのものが用意されている。

ハーモニカやアコーディオンの発音原理と同じ構造を持つフリーリードの楽器なので、比較的簡単に音は出るようだ。ただ微妙なニュアンスを出すのは難しそうだ。

シャリュマイという名前は、もともとショーム(Shawm)という木管楽器の名前で、シャルマイ(Schalmei)はドイツ語。そして、この「マルチベルのラッパもどき」にもシャリュマイという名前を流用したようだ。
小太鼓と一緒にパレードやイベントで何十人もが集まって演奏したりする。





2022/05/22

瓢箪を使った管楽器

 葫芦絲/葫蘆絲 フールース


葫芦絲, 葫蘆絲 / フールース / hulusi
フールース
瓢箪と竹でが材料。リードが組み込まれた中国のリード楽器。
 中国では古くから「八音」といって、金・石・絲・竹・匏・土・革・木の素材によって楽器分類法がある。 この中で、匏(ひさご/ホウ)は、瓢箪などの果実の内部をくり抜いた容器のこと。 フールースは「」に分類される。 
三本の竹筒がヒョウタンに差し込まれていて、メロディを奏でる筒とドローン(一定の音を出し続ける)の筒で構成されている。

同様の楽器は、ミャンマーやベトナムでも使われているが、なんといってもインドの「ヘビ使いの笛」として紹介されているプーンギは日本でもよく知られている。


楽器の名前リスト

木管楽器

(管の穴を開けたり閉じたりして音を変える)
アウロス
インディアン フルート
オーボエ
オカリナ

クラリネット
クルムホルン
ケーナ
けん(塤)
コールアングレ

サクソフォン
ソプラノ サックス
サンバ ホイッスル
シャーナイ
しゃくはち(尺八)
チャルメラ
ティン ホイッスル
ナイ

バグパイプ
パフパフ ラッパ
バンスリ
ひちりき(篳篥)
ピッコロ
ファゴット
フールース(葫芦絲)
プーンギ
フヤラ
フルート

リコーダー


2022/04/04

足踏み式のアコーディオン

 ペダル・アコーディオン

ポーランドで作られた ペダルアコーディオン
足踏み式のペダルアコーディオン

ペダル アコーディオンは、ポーランドで作られたアコーディオン。
足元にジャバラの鞴(ふいご)を置いて、アコーディオン本体に空気を送る仕組みになっている。
本体のジャバラは 音のアタック、強弱に使われることがあるが、ほとんど使わないようだ。
pedal accordionは英語表記で、ポーランドでは harmonia pedalowa(ハルモニア ペダロヴァ)と呼ばれる。


2022/03/27

ヘルメスが作った亀の竪琴

ギリシャ神話では
ヘルメスが作ったという、本体に亀の甲羅を使った竪琴

亀の竪琴
亀の竪琴
 ヘルメスが川のほとりを歩いていると、とてもいい音が聴こえてきた。近づいてみると亀の甲羅に筋がくっつき風になびいて心地よいメロディが響いていた。ヘルメスは、この体験から竪琴を作ったのだと。
実は、これと似た話はあちこちにある。
こんな、童話のような話ではなく、奇想天外な神話で面白い物語がある。

 まだ、ヘルメスが赤ん坊の時。ゆりかごから抜け出して、いたずらをした。
洞窟にいた亀や川で泳いでいた亀を捕まえて食ったりした。そしてアポロンの牛も盗んで食ってしまい、残った亀の甲羅と牛の筋や腸を弦として竪琴を作ったのだ。

 アポロンは、牛を盗んだのはヘルメスだと気付いた。盗みがバレてしまったヘルメスはアポロンにその代わりとして竪琴をプレゼントしたのだという。


2022/03/08

長いラッパ

 カカキ kakaki


カカキ kakaki
式典で使われるカカキ

公式式典で演奏される伝統的なアフリカの楽器。金属製の直管トランペットだ。ハウサ族の伝統的な儀式で使用され、チャド、ブルキナファソ、ナイジェリア、カメルーンなどの国で演奏されてる。
上のイラストでは短く描画されているけれども3メートル、さらにそれより長いものがある。
このラッパを演奏できるのは男性だけだという。
アフリカ内でも、地域によって名前が変わり ワザ(Waza)、マラカット(Malakat)とも呼ばれる。
 


2022/02/03

摩擦体鳴楽器 まさつたいめいがっき

 Musical Saw

鋸(のこぎり)を擦って音を出す。
鋸といっても本物の鋸をかたどった楽器としての金属板だ。おそらく、本物の鋸をバイオリンなんかの弓で擦って音を出したのが始まりだろうが、本物は刃があって危ないし硬くて演奏しにくい。そこで、楽器専用の鋸を商品化したんだろうと思われる。
この楽器は Musical Saw。 日本語カタカナでは「ミュージカル・ソウ」ではなく「ミュージック・ソウ」という名で呼ばれている。Singing Saw とも呼ばれる。

ミュージカルソウを演奏する女性のイラスト Playing Musical-saw
Musical Saw
弦でもなく、太鼓でもなく、管による笛でもない。コンコンとぶつけて音を出すのでもない。
こんな楽器は総称して何楽器というんだろう。
ザックス=ホルンボステル分類という楽器を体系的に分類する方法があ。この分類では「摩擦体鳴楽器 friction idiophon」という耳慣れない区分になるようだ。
楽器の物体そのものに刺激をあたえて音を出すものを「体鳴楽器」というが、これは木琴、拍子木、シンバル、トライアングルなどのパーカッションが含まれる。
ミュージック・ソウは、物体そのものに弓で擦って刺激をあたえるので「摩擦体鳴楽器」ということになるわけだね。

さて、上のイラストで太ももにはさんでいるのがミュージック・ソウ。Sの字形に曲げて、バイオリンなどの弓で擦ると音が出る。
ビブラートを出しやすく、音の高さを滑らかに移動させることができる。
とはいえ、これは音程が不安定だということに通ずる。すこぶる不安定である。音の高さは感覚的につかむ必要があるので、正確な音程を発生させるには熟練が必要。
まあ、この楽器のおもしろいところは、音程がはっきりしないことであって、クネクネ感が持ち味でもある。
熟練すればどんなキー(調)でもいける。転調もOKだし、アラブの音階も、インドの音階も、タイの音階もOKだ。
いい音か気持ちの悪い音かは意見が分かれるだろうが、他の楽器にはない独特の音色であることは間違いない。色っぽい音?も出せるが、女性の太もものほうが色っぽい。




2022/01/04

竹の管楽器

 トラジャ族は、インドネシアのスラウェシ島の山間地帯に住む人達。ポンパンはトラジャ族が愛用している竹のラッパ。楽器単体は細い竹からだんだんと太い竹へとつないである。

さらに、複数の楽器で和音を構成させるため、大きなポンパン(低音)、小さなポンパン(高音)があり、たくさんの楽器で演奏する。

ポンパン pompang
大小、複数の楽器で演奏する






世界中の民族楽器

 楽器の種類別 ブログへ

necked lute


bowed strings


harp and zither


percussion

IROMBOOK


2021/12/04

ガムランの楽器

ガムラン アンサンブルの楽器
ガムランは、多くの楽器を使用する屋内演奏。 特に金属製の打楽器がよく使われる。


ガムラン・アンサンブルの楽器

金属打楽器

・ゴングアグン gong ageng
・スルントゥム slenthem
・クノン kenong
・サロン saron
・ボナン bonang
・グンデル gender

木製打楽器

・ガンバン・カユ gambang kayu

弦楽器

・ラバブ rebab
・チェレンプン celempung

両面太鼓

・クンダン kendang

 ガムランはインドネシア・ジャワでは「たたく、打つ」と意味だそうで、この言葉から打楽器の総称をガムランと呼ぶようになったという。ジャワで発生した打楽器を中心とした楽団は、他の地域にも広がった。
 ちなみに、ガムラン音楽の音階は、世界中で一般に使われている西洋音楽とは異なる。そのため、12平均律に慣れている私たちには、不思議な少し落ち着かない感覚をともなって聴こえてくるかもしれない。

gamelan-ensemble
musical instruments
The Gamelan-orchestra is always an indoor musical performance that use so many musical instruments.
Metal percussion instruments are often used. 


2021/11/02

ダウルとズルナ

ダウルは、中東あたりで使われている両面ヘッドの大太鼓。ダウル(davul)は、トルコでの呼び名。
ズルナは2枚リードの管楽器で世界中で愛用されているチャルメラと兄弟の楽器。
ズルナ(zurna)は、トルコでの代表的な楽器。

ダウルとズルナ davul zurna トルコのパフォーマンス

ダウルとズルナのペアは、トルコ ジプシー 音楽(チンゲネ Cingene Muzigi)の形式で、結婚式などの めでたい式典で活躍している。





世界の楽器 / 楽器事典

 楽器 分類別 各ページへ

世界の弦楽器 民族楽器 有棹弦楽器 リュート型弦楽器
リュート形の弦楽器
ネックがあって弦をはじく


世界の民族楽器 弓奏楽器 擦弦楽器
弓奏弦楽器
弓で擦って音を出す



世界の楽器 弦楽器 チター ハープ
音程の異なる弦を並べて張ってある



世界の楽器 打楽器 パーカッション
叩く、擦る、揺らす





2021/10/08

タイのパンパイプ

 ボット Wot

ヴォット / wot / vot / โหวด
Wot โหวด
ボットは、タイ北東部やラオスのイサーン地方で使われているパンパイプ。
通常、パンパイプは直線的か、または わずかに弧を描くようにパイプをならべてあるが、ボットは円周上にグルリとパイプを配置してある。
楽器の頭部分を口の下あたりに当てて、そこを支点にしてクリクリと回しパイプを選択する。楽器を微妙に揺らすことでビブラートをかけることも可能。





2021/09/06

縦笛トリオ

 エンビルタ Enbilta

エンビルタ Enbilta を演奏している3人

エンビルタは、エチオピアで使われている木管楽器。管の端っこに向けて斜めに息を吹き込み音を出す。
指孔が無い笛で特定の音しか出せないが、通常、長さの違う(音程の違う)3本をそれぞれ3人の奏者が吹く。
エチオピアと隣国エリトリアに住むティグレ族(Tigre)に愛用されており、冠婚葬祭の時にも演奏される。






2021/08/14

エチオピアの楽器

 

エチオピアの楽器:クラル,ベゲナ,マセンコ ケベロ,エンビルタ,ワシント

クラル krar
6本弦のリラ。膝に置くか、ストラップで吊り下げて演奏する。


ベゲナ begena
大型のリラ。大きいので床に立てかけて演奏する。弦が長く低音が響く。


マセンコ masenqo
1本弦の弓奏楽器。ネックと弦が離れていて、指板に相当する部分がない。弦に指を押し付けて音程を変える。


ケベロ kebero
両面ヘッドの大型ドラム。両面それぞれヘッドの大きさが異なる。
ストラップで吊り下げて、通常 右手で大のヘッド、左手で小のヘッドを叩く。


エンビルタ embilta
竹や金属で作られている笛。筒の端っこに息を吹き付けて音を出す。指孔がないので単体では単純な音程しか出せない。通常3人のユニットで音程の異なる笛を演奏する。


ワシント washint
筒の端っこに息を吹き付けて音を出す。ワシントには指孔がある。



2021/07/06

エチオピアの笛

 アフリカには弦楽器や打楽器が数多くあり、ヨーロッパやアメリカ大陸の楽器にも多くの影響をあたえている。

ただ、なぜか管楽器は少ない。アフリカの人はリズム好きなので、メロディ主体の管楽器はあまり発展しなかったのかな。

そんな中で、ワシント (washint) という笛。

ワシント washint を演奏する人
ワシント (washint)
Washint is an end-blown wooden flute originally used in Ethiopia. 

エチオピアで使われている木管楽器で、日本の尺八と同じような構造で筒の端っこのエッジに息を吹き付けて音を出す。
構造が単純なため、演奏を習得するにはがんばって練習するしかない。リコーダーのように息を吹きこめば鳴るということはない。
ワシントは、さまざまな長さ(音程)が存在し、演奏者はさまざまな曲の種類に対応するために、いくつかの異なる楽器を持ち替えて使う。

伝統的に、アムハラ語のミュージシャンは、クラルというハープ型の弦楽器や、マセンコという1弦フィドルなどと一緒に生活や歴史を歌い綴る吟遊詩人とし活躍していた。



2021/06/26

End-blown flute

 「End-blown flute(エンド・ブロウン・フルート)」は、管上端の鋭いエッジに気流を吹き付けることによって演奏される木管楽器の総称。

管の本体内に発音する構造はなく、管の端っこで音の源が発生する。日本語では「シャクハチ類」と呼ばれている。

シンプルな構造なので高い演奏技術が必要であるが、演奏技術を活かして多用な表現が可能で、奏者の個性を発揮しやすい。


ナーイ

ナーイ ney アラブの縦笛
ナーイ (ney) は、End-blown flute の仲間で、アラブ古典音楽で使われている。葦の茎でできており、5~6個の指孔が開けられている。
とても古く伝統的な楽器で、紀元前より存在していて、5000年前にはすでに存在していたとも云われている。
数種類大きさがあり、現在のナーイは、西洋音楽に近い音程で7種類ほどのキー(ピッチ)を持つ楽器が用意されているようだ。


シャクハチ類 というぐらいだから、もちろん日本の尺八もシャクハチ類だ。
他にも 私家版楽器事典に載っているものは・・・・。



2021/05/11

楽器検索

 

楽器に関する検索。知りたい楽器
Musical instruments Search

楽器の名前、民族楽器の地域、種類別など.... あらゆる楽器に関する情報を検索できます。


2021/04/06

世界の楽器/民族楽器

 
古代ペルシアの楽器
古代ペルシアの楽器

古代エジプトの楽器
古代エジプトの楽器

メキシコのマリアッチ mariachi
メキシコのマリアッチ

日本の雅楽
日本の雅楽

Web楽器事典
世界の楽器をイラストで見てみよう

2021/03/03

モンゴルの縦笛

 ツォウル tsuur (chuur)

ツォウルは、モンゴルやトゥバなどの笛

The tsuur (chuur) is a wind instrument (end-blown flute) of varying lengths that is common among Inner Asian pastoralists.

ツォウルは、インナーアジア(モンゴル,トゥバなど)の牧畜民の間で一般的な管楽器。穴が3つだけの単純な構造。

構造は単純でも演奏は単純ではない。唇、歯、舌を使い、なんと歌いながら演奏する。

ツォウルで演奏されるメロディーは、アルタイの草原や山の斜面で羊飼いが聞く水の音、動物の鳴き声、鳥のさえずりを模倣したものだという。



2021/02/01

コルネット cornetto(ツィンク Zink)

 コルネットは、中世、ルネッサンス、バロック時代にさかのぼる初期の管楽器で、1500年から1650年にかけて使われていた。

コルネット cornetto(ツィンク Zink)

唇を震わせて音を出すんだけど、古い時代の管楽器なので、バルブではなく、孔を開け閉めして音程を変える。

現在にもコルネットと呼ばれる金管楽器があるが、これはバルブを使っており別物。

ドイツでは Zinkと呼ばれていた。





2021/01/20

管が2本のホーンパイプ

 アルボカ Alboka(Albogue)

アルボカ Alboka (Albogue)を演奏している人
アルボカは、スペイン北部とフランス南部の国境あたりのバスク地方を中心として使われている管楽器。
動物の角(つの)を利用した木管楽器を「ホーンパイプ hornpipe」と呼ばれることがあるがアルボカもそのひとつ。吹き口とベル部分に角が取り付けられている。

2本のパイプを平行に並べてあり、5個の音孔のパイプと 3個の音孔のパイプで構成されている。その1本1本にシングルリードが組み込まれている。
演奏者側から見て左側のパイプを左手で2個の音孔を操作、そして左右2本のパイプを右手で同時に操作する。


5個の音孔と3個の音孔のパイプ
2本が並べて取り付けられてる

演奏は、角の吹口から2本のパイプに息を吹き入れる。 バグパイプのように音を途切らせること無く吹き続けることができるが、これは循環呼吸の演奏でなせる技だ。






2020/12/06

パイソン チューバ

 金属のパイプで縛り付けられているようだ。逃げ出すことができないようにガンジガラメである。

演奏のため、いったんセットすると一生取り外すことができない。そんな気もするデザインだ。

ミラフォン(MIRAPHONE) パイソンチューバ Python tuba
パイソンチューバ Python tuba

パイソン・チューバ(Python tuba)は、ドイツのミラフォン(MIRAPHONE)というメーカーが作っている。
ミラフォン社のWebページを見ると、価格はユーロで €9,941 と記載されていた。




Musical Site

グラフィックツール と 背景テクスチャ と アイコン と 楽器事典

グラフィックツールを作ったのだけれど、そのグラフィックツールで作った背景テクスチャやアイコンを展示してます。もちろん自由にコピーして使っていただいていいのです。

そして、そのアイコン。楽器のアイコンなんだけれどもアイコンだけじゃもったいないというわけで楽器事典というか楽器図鑑というかそんなページもついでに作ったわけ。

楽器サーチ
Musical instrument Search

楽器に関する情報が検索できます。

弦の数で楽器を探す
1本の弦 2本の弦 3本の弦

弦の数で楽器を探す。