2019/10/05

マリアッチ mariachi

マリアッチは メキシコの楽団。
各バンド固有のコンサートもあるが、お祭り、宴会、記念日など、めでたい場面で活躍する。
マリアッチの語源は「マリア様」から。そして、めでたい場面の代表である「結婚する」という意味の、マリアージュ (mariage フランス語)も重ね合わされた名称らしい。
メキシコの伝統的な楽団 マリアッチ
ラテン音楽といえば打楽器が頻繁に使われ、その種類も多い。なのに マリアッチは、なぜか打楽器をほとんど使わない。
楽団で使う楽器は弦楽器が多い。ギター、ギタロン、ビウエラ、アルパなど。管楽器ではトランペットやフルート。また、アコーディオンが加わることもある。

トランペット trumpet

バイオリン violin


バイオリン奏者は一人だけの場合もあるが、複数人が参加することが多い。


ギタロン guitarron
6本弦の楽器。フレットはない。低音を担当する。

ギター guitar
いわゆるクラシックギターでナイロン弦が張ってある。


メヒカン・ビウエラ(メキシカン・ビウエラ) Mexican vihuela
ビウエラ、古くから使われている弦楽器で色々な形のものがる。このビウエラは、ギターより少し小さく弦は5本。


アコーディオン accordion
ピアノ型白黒鍵盤のアコーディオン。

アルパ arpa
もともとヨーロッパの楽器だけど、グランドハープのような複雑な構造をもたない。中央アメリカや南アメリカではよく使われている。


2019/09/09

バジェナート Vallenato

Vallenatoは、コロンビアのフォークミュージック。カリブ海沿岸で生まれ、この音楽が定着したのはバジェドゥパル(Valledupar)という山脈に囲まれた 地域だといわれている。なので、Vallenatoは「谷間で生まれた」という意味である。
バレナートという表記を見かけることがあるが、Vallenato は、スペイン語なのでバジェナートだ(とはいえカタカナにすると少し発音が違うかもしれないが)。
ハカ バジェナータ Caja vallenata アコーディオン Accordion
コロンビアのバジェナート
アフリカ発祥と思われる太鼓がスペインの入植者とともにコロンビアにやってきた。その伝統的な太鼓は、 Caja vallenata として新しい素材で開発され作られるようになった。片面ヘッドで比較的 単純な構造をしている。

特別なアコーディオンではない。ただし、日本で普及しているピアノやオルガン式の白黒鍵盤ではなくボタン式だ。

木製のパーカッション。表面にギザギザを付けて、一部をくり抜いてある。金属ワイヤーのついたフォーク状のビーターでリズムを刻む。
この名前は、グアチャラカという鳥がいて、その鳴き声からきている。鳥としてはあまりきれいな鳴き声ではないかも。

2019/08/02

Middle Eastern musical instruments

Middle Eastern musical instruments


Arab qanun(kanun) player
Arab qanun(kanun) performer
The qanun  is a Plucked string instrument played either solo, or more often as part of an ensemble, in much of the Middle East, and Central Asia. 

https://digitalstamp.suppa.jp/musical_instruments_a/index.html

2019/06/17

ネイティブ アメリカンの楽器

ネイティブ・アメリカン(アメリカ・インディアン)の伝統的な楽器。
Native American flute

ネイティブ・アメリカンの縦笛 American flute
アメリカンフルートはアメリカ先住民の縦笛。アメリカインディアンはこの笛を、求愛・治癒などに使った。また、様々な儀式でも演奏されたという。

Native American / Apache fiddle / tsii'edo'a'tlアパッチ・フィドル Apache fiddle / tsii'edo'a'tl
アパッチフィドルはアメリカ南西部の先住民族のアパッチ族の人々に愛用された弓で音を出す楽器。
弦も弓の毛も馬のしっぽで できていることが多く、本体は乾燥地帯に生えているアガべ(Agave)という植物からできている。
この楽器は、ヨーロッパの入植者が北アメリカに持ち込んだフィドルを真似て作られたという。

ネイティブアメリカンのドラム
パウワウとは インディアン部族の集会のこと。音楽と共に踊って歌うカーニバル。
その時に使う おなじみの太鼓。

Cherokee turtle rattle
ラットル(ガラガラ)は歌や踊り、そして儀式にも、リズミカルな音を出すために世界中で使われてきた。
ネイティブアメリカンでもラットルは古くから式典や儀式に使われてきた。貝、木の実、角(つの)など様々素材が利用されているが チェロキー族には亀の甲羅を利用したラットルがある。


2019/05/03

スペイン・ガリシア地方の伝統楽器

ガリシアはスペイン北西部の大西洋に面した地域。
スペイン・ガリシア地方のスクエア・フレームドラム/パンデイロ pandeiro
ガリシア地方のパンデイロは正方形のフレームドラム。ブラジルのパンデイロと語源は同じ。
スペイン・ガリシア地方貝殻パーカッション/クンチャス cunchas
貝殻のパーカッション。帆立貝を こすり合わせたり 叩いたり

スペイン・ガリシア地方のドラム/タンボール tanbor
スネア(響き線)が付いた小型の太鼓。

スペイン・ガリシア地方のバグパイプ/ガイタ・ガレーガ Gaita galega
スペインでガイタはバグパイプのこと。ガレーガは「ガリシアの..」という意味。



2019/04/18

オルフィカ

ヨーロッパの古楽器 / 珍しい楽器
1800頃に作られた楽器。いわゆるピアノと同じ白鍵と黒鍵が並んでいる。弦をハンマーでたたくという構造もピアノと同じ。
全長130cmほどなので、野外に持ち出すこともでき、膝に載せたり、ストラップを使って肩にかけて演奏できる。現在の電子楽器であるショルダー・キーボード(キーター)より200年ほども前に この演奏スタイルが存在したのだ。

オルフィカ ピアノ(orphika / orphica) ヨーロッパの古楽器
オルフィカは、ドイツやオーストリアで愛用され、ベートーベンもこの楽器のために作品を書いたらしい。ただし、生産期間は短く、そんなに普及しなかったようだが。


2019/03/03

The five dolls ccompanist at the Girls' Festival.

3月、桃の節句。 ひな壇の人形は結婚式がとり行われている様子だそうだが、その場を盛り上げているミュージカル・クインテット。
五人囃子は、5人のバンドであるが、楽器は4種類。あとの一人はボーカルだ。
The five dolls ccompanist at the Girls' Festival. 五人囃子
五人囃子  
上のイラスト:「能楽イラスト+++フリー素材」からいただいています。

締太鼓
この太鼓は、締太鼓と呼ばれるもので、両手にバチを持って叩く。

大鼓
「おおかわ」または「おおつづみ」という。小脇に抱えて片手で叩く。バチは持たず素手で叩く。

小鼓
小鼓(こつづみ)は、肩のあたりに載せて片手で叩く。バチは持たず素手で叩く

龍笛
 
この笛は龍笛(りゅうてき)だと思われる。
見た目はほとんど同じの能管(のうかん)という笛もあるが、筒の内部に特別な仕組みをもっていて、効果音的な音を出す。



2019/02/21

クラリネット

1枚のリードを備えた管楽器。1700年頃 シャリュモー という管楽器を改良したのがクラリネットだとされる。
管の太さは同径で伸びていてベルの部分だけが広がっている。閉管構造ということで管の長さの割には低い音が出る。
ソプラノ・クラリネット soprano clarinet
ソプラノといっても特別なクラリネットではなく、一般にクラリネットというとこのクラリネット。
音域によって多彩な音色を持つ。


バス・クラリネット bass clarinet
ソプラノ・クラリネットより1オクターブ低い音が出る。


コントラバス・クラリネット contrabass clarinet
さらに1オクターブ低い・・・つまりソプラノ・クラリネットより2オクターブ低い音が出る。




2019/02/05

アフリカの民族楽器 弦楽器

アフリカの民族楽器 弦楽器のイラスト
アフリカの民族楽器 弦楽器
アフリカの弦楽器は多彩だ。
竪琴(リラ)型のもの弓形のもの。そして、ネック(棹)のある楽器では 弦をはじくもの、弓で擦るものがある。他には、少数派ではあるが イナンガ(inanga) などは ロングチター型だ。



 
弦楽器 図鑑


2019/01/03

笙の仲間

笙は、東南アジアで生まれた大発明の楽器だ。ハーモニカは笙のフリーリードという仕組みを参考に作られたといわれている。
ということは同じ仕組みのリード・オルガンもアコーディオンや ピアニカの商品名で販売されている鍵盤ハーモニカも笙が起源だといえる。
中国の笙(Sheng)
中国の笙(Sheng)
中国の笙(Sheng)
中国では 漢字で「笙」だけど、中国発音を無理矢理カタカナ表現にするとションとかシェンとかになる。日本の笙は中国の笙が原型になっている。


日本の笙
日本の笙
日本の笙は、雅楽とともに中国から伝来し宮廷音楽で使用される。東南アジアでは民衆にも愛用されているが、日本では格式高き楽器ということで、一般民衆では普及していない。
説の鳥、鳳凰(ほうおう)が翼を立てて休んでいる姿に見立て、この楽器は鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれる。
信西古楽図(しんぜいこがくず)は、平安時代の舞踊・音楽など様々な催し事が描かれた巻物。
15種類ほどの当時の楽器とそれを演奏する姿がある。


蘆笙(ルーシェン)
蘆笙(ルーシェン)
蘆笙(ルーシェン)は、中国の南部・ベトナム・ラオスなどの笙。おそらくこのあたりが笙の発祥の地だと思われる。

ケーン (Khene)
ケーン (Khene)
ケーンは、ラオスの笙。左右二列になった長い葦を使っている。大きなものでは人の背丈ほどのものもある。


2018/11/09

雲中供養菩薩

音楽を奏でる菩薩
雲中供養菩薩 52体のうちの一部をイラストに書き起こした。
雲中供養菩薩
10円玉にデザインされている平等院鳳凰堂(京都/世界遺産)。平等院鳳凰堂には音楽を奏でる菩薩、踊る菩薩が壁に掛けられている。
菩薩像は、大陸より伝来した琵琶、細腰鼓、そして洞簫など様々な楽器を奏でている。
雲中供養菩薩


2018/09/23

信西古楽図の楽器

唐代の楽器を演奏する楽人を表した巻物 信西古楽図(儛図)
唐代の楽器を演奏する楽人 信西古楽図から
信西古楽図(しんぜいこがくず)は、唐代の楽器(箜篌、琵琶、五弦、箏、奚婁、揭鼓、腰鼓、方磬、、荅笙、尺八、篳篥、横笛、簫、楷鼓)を演奏する楽人を墨絵で表した巻物。上図はグラフィックソフトで模写しているので配置が変わっているが実際は巻物なので横長の紙に描かれている。
平安時代に作成されたようだが、作者は不明。
いずれにしても、和楽器と呼ばれている日本の楽器は日本で生まれたものではない。ペルシャやインドの楽器が 中国や朝鮮半島で独自に成熟し、それらが日本に伝来した。和楽器、和楽器というけれど、これらは日本独自で作り上げたと勘違いしがち。和楽器は日本で生まれたのではないということも知っておいたほうがいいかもね。


2018/07/11

バラフォン など

バラフォン barafon
バラフォン barafon
The balafon is a kind of wooden xylophone which plays melodic tunes, and usually has between 16 and 27 keys.
バラフォンは16個~27個ほどの木製鍵の下に瓢箪と取り付けてある。
(West africa 西アフリカ)

クンドゥン kundung
クンドゥン kundung
The kundung is a xylophone made of wood and cattle horns
クンドゥンは木製のお音板と牛の角でできた音響筒で構成されている。
Two Y-shaped beaters make it possible to play up to four tone-bars at once.
Y形のバチなので、4枚の音板を同時にたたくことができる。
(Nigeria ナイジェリア, Cameroon カメルーン, or Zaire ザイール)

現在の近代的なマリンバも アフリカの楽器が元だった。
1800年台後半、アフリカのバラフォンなどの木琴を元にした楽器がグアテマラやメキシコで使われていた。 これが米国に持ち込まれ、金属パイプの増幅器を取り付け現在の「マリンバ」が生まれたた。


2018/04/18

アフリカの楽器

アフリカの弦楽器
アフリカの弦楽器 African stringed Instruments
アフリカの弦楽器 African stringed Instruments
アドゥング adungu
イナンガ inanga_africa
エコンティン akonting
インザド imzad
クラル kirar
オルトゥ orutu
コラ kora
ゲンブリ guembri
プリュリアーク pluriarc
ニャティティ nyatiti
ベゲナ begena
マセンコ masenqo
ボロン bolon
ワンビ wambi
ムベト mvet
ンゴニ ngoni

アフリカのドラム
アフリカのドラム African drums
アフリカのドラム African drums
アシコ ashiko
トーキングドラム talking drum
ジャンベ"djembe
ブガラブー bougarabou
パンロゴ kpanlogo


2018/03/04

オーボエ・ダ・カッチャ (ヨーロッパの古楽器)

oboe da caccia オーボエ・ダ・カッチャ ヨーロッパの古楽器
オーボエ・ダ・カッチャ oboe da caccia
The oboe da caccia is a double reed woodwind instrument in the oboe family,used primarily in the Baroque period of European classical music.
It has a curved tube and brass bell.

オーボエ・ダ・カッチャはオーボエ属ダブルリードの木管楽器で、主にヨーロッパのクラシック音楽のバロック時代に使用されていした。
湾曲した管が特徴で、黄銅のベルが取り付けられている。


2018/01/01

貝のラッパ

法螺貝
日本の法螺貝
東アジアやオセアニアで合図の道具として使われていた。日本では平安時代にはすでに利用されていたという。


チベットの法螺貝 シャンカ(トゥンカル)
チベットの白い法螺貝
チベット語ではトゥンカル、サンスクリッド語ではシャンカと呼ばれる


2017/11/15

息を吹き込んで鍵盤で演奏するフリーリードの楽器

 フリーリードとは、薄い板が振動することにより音が出るようになっている楽器。
共鳴や音程を変えるための管はなく、音程の数だけリードが用意されている。つまり20音を出すなら、その音程に合わせたサイズの異なる20枚のリードが取り付けられている。
 一般に普及していて気軽に楽しめるフリーリードの楽器といえばハーモニカだろう。リード・オルガンやアコーディオンなどもフリーリードで発音する楽器だ。中国南部やベトナム、タイあたりが発祥の地だと思われる笙(しょう)の仲間もフリーリードで音が鳴る。
 多様な形態で演奏方法も様々はフリーリード楽器の中で、今回は息を吹き込んで鍵盤で演奏するフリーリードの楽器を紹介しましょう。

シンフォニウム Symphonium
シンフォニウム Symphonium
シンフォニウム Symphonium
チャールズ・ホイーストン(イギリスの物理学者)が1830年ごろに作ったマウス・オルガン。
両手で包み込むように持って演奏する。吹き口の形や演奏姿勢からして「笙」を参考にして作られたようにみえる。

マウス・フルーティナ Mouth flutina
マウス・フルーティナ Mouth flutina
マウス・フルーティナ Mouth flutina
ヨーロッパの旧い楽器。アコーディオンの様にジャバラで空気を送り込む方法のフルーティナというのがあり、そのフルーティナを口から空気を送り方法にしたのがマウス・フルーティナ。
このイラストは、雑誌に載せられた広告より書き写したもの。

アコーディナ Accordina
アコーディナ Accordina
アコーディナ Accordina
ヨーロッパで使われている鍵盤ハーモニカ。
日本の学校でもよく使われているピアノ型キーの鍵盤ハーモニカ(通常ピアニカ)のキーをボタンにしたような形態をしている。
ただし、アコーディナは量産されておらず、数少ないメーカーで受注生産品だ。プロフェッショナルなミュージシャン用という高級楽器。
アコルディーナとも表記される。

鍵盤ハーモニカ Keyboard harmonica
鍵盤ハーモニカ Keyboard harmonica
鍵盤ハーモニカ Keyboard harmonica
各社の商品名で販売されている。日本では、「ピアニカ」「メロディオン」などの名称がある。
現代に近い形状をもつピアノ型の鍵盤を持つものは、1957年にドイツのホーナー社が開発した「メロディカ」が最初。