2022/05/22

瓢箪を使った管楽器

 葫芦絲/葫蘆絲 フールース


葫芦絲, 葫蘆絲 / フールース / hulusi
フールース
瓢箪と竹でが材料。リードが組み込まれた中国のリード楽器。
 中国では古くから「八音」といって、金・石・絲・竹・匏・土・革・木の素材によって楽器分類法がある。 この中で、匏(ひさご/ホウ)は、瓢箪などの果実の内部をくり抜いた容器のこと。 フールースは「」に分類される。 
三本の竹筒がヒョウタンに差し込まれていて、メロディを奏でる筒とドローン(一定の音を出し続ける)の筒で構成されている。

同様の楽器は、ミャンマーやベトナムでも使われているが、なんといってもインドの「ヘビ使いの笛」として紹介されているプーンギは日本でもよく知られている。


楽器の名前リスト

木管楽器

(管の穴を開けたり閉じたりして音を変える)
アウロス
インディアン フルート
オーボエ
オカリナ

クラリネット
クルムホルン
ケーナ
けん(塤)
コールアングレ

サクソフォン
ソプラノ サックス
サンバ ホイッスル
シャーナイ
しゃくはち(尺八)
チャルメラ
ティン ホイッスル
ナイ

バグパイプ
パフパフ ラッパ
バンスリ
ひちりき(篳篥)
ピッコロ
ファゴット
フールース(葫芦絲)
プーンギ
フヤラ
フルート

リコーダー


2022/04/04

足踏み式のアコーディオン

 ペダル・アコーディオン

ポーランドで作られた ペダルアコーディオン
足踏み式のペダルアコーディオン

ペダル アコーディオンは、ポーランドで作られたアコーディオン。
足元にジャバラの鞴(ふいご)を置いて、アコーディオン本体に空気を送る仕組みになっている。
本体のジャバラは 音のアタック、強弱に使われることがあるが、ほとんど使わないようだ。
pedal accordionは英語表記で、ポーランドでは harmonia pedalowa(ハルモニア ペダロヴァ)と呼ばれる。


2022/03/27

ヘルメスが作った亀の竪琴

ギリシャ神話では
ヘルメスが作ったという、本体に亀の甲羅を使った竪琴

亀の竪琴
亀の竪琴
 ヘルメスが川のほとりを歩いていると、とてもいい音が聴こえてきた。近づいてみると亀の甲羅に筋がくっつき風になびいて心地よいメロディが響いていた。ヘルメスは、この体験から竪琴を作ったのだと。
実は、これと似た話はあちこちにある。
こんな、童話のような話ではなく、奇想天外な神話で面白い物語がある。

 まだ、ヘルメスが赤ん坊の時。ゆりかごから抜け出して、いたずらをした。
洞窟にいた亀や川で泳いでいた亀を捕まえて食ったりした。そしてアポロンの牛も盗んで食ってしまい、残った亀の甲羅と牛の筋や腸を弦として竪琴を作ったのだ。

 アポロンは、牛を盗んだのはヘルメスだと気付いた。盗みがバレてしまったヘルメスはアポロンにその代わりとして竪琴をプレゼントしたのだという。


2022/03/08

長いラッパ

 カカキ kakaki


カカキ kakaki
式典で使われるカカキ

公式式典で演奏される伝統的なアフリカの楽器。金属製の直管トランペットだ。ハウサ族の伝統的な儀式で使用され、チャド、ブルキナファソ、ナイジェリア、カメルーンなどの国で演奏されてる。
上のイラストでは短く描画されているけれども3メートル、さらにそれより長いものがある。
このラッパを演奏できるのは男性だけだという。
アフリカ内でも、地域によって名前が変わり ワザ(Waza)、マラカット(Malakat)とも呼ばれる。
 


2022/02/03

摩擦体鳴楽器 まさつたいめいがっき

 Musical Saw

鋸(のこぎり)を擦って音を出す。
鋸といっても本物の鋸をかたどった楽器としての金属板だ。おそらく、本物の鋸をバイオリンなんかの弓で擦って音を出したのが始まりだろうが、本物は刃があって危ないし硬くて演奏しにくい。そこで、楽器専用の鋸を商品化したんだろうと思われる。
この楽器は Musical Saw。 日本語カタカナでは「ミュージカル・ソウ」ではなく「ミュージック・ソウ」という名で呼ばれている。Singing Saw とも呼ばれる。

ミュージカルソウを演奏する女性のイラスト Playing Musical-saw
Musical Saw
弦でもなく、太鼓でもなく、管による笛でもない。コンコンとぶつけて音を出すのでもない。
こんな楽器は総称して何楽器というんだろう。
ザックス=ホルンボステル分類という楽器を体系的に分類する方法があ。この分類では「摩擦体鳴楽器 friction idiophon」という耳慣れない区分になるようだ。
楽器の物体そのものに刺激をあたえて音を出すものを「体鳴楽器」というが、これは木琴、拍子木、シンバル、トライアングルなどのパーカッションが含まれる。
ミュージック・ソウは、物体そのものに弓で擦って刺激をあたえるので「摩擦体鳴楽器」ということになるわけだね。

さて、上のイラストで太ももにはさんでいるのがミュージック・ソウ。Sの字形に曲げて、バイオリンなどの弓で擦ると音が出る。
ビブラートを出しやすく、音の高さを滑らかに移動させることができる。
とはいえ、これは音程が不安定だということに通ずる。すこぶる不安定である。音の高さは感覚的につかむ必要があるので、正確な音程を発生させるには熟練が必要。
まあ、この楽器のおもしろいところは、音程がはっきりしないことであって、クネクネ感が持ち味でもある。
熟練すればどんなキー(調)でもいける。転調もOKだし、アラブの音階も、インドの音階も、タイの音階もOKだ。
いい音か気持ちの悪い音かは意見が分かれるだろうが、他の楽器にはない独特の音色であることは間違いない。色っぽい音?も出せるが、女性の太もものほうが色っぽい。




2022/01/04

竹の管楽器

 トラジャ族は、インドネシアのスラウェシ島の山間地帯に住む人達。ポンパンはトラジャ族が愛用している竹のラッパ。楽器単体は細い竹からだんだんと太い竹へとつないである。

さらに、複数の楽器で和音を構成させるため、大きなポンパン(低音)、小さなポンパン(高音)があり、たくさんの楽器で演奏する。

ポンパン pompang
大小、複数の楽器で演奏する






世界中の民族楽器

 楽器の種類別 ブログへ

necked lute


bowed strings


harp and zither


percussion

IROMBOOK


2021/12/04

ガムランの楽器

ガムラン アンサンブルの楽器
ガムランは、多くの楽器を使用する屋内演奏。 特に金属製の打楽器がよく使われる。


ガムラン・アンサンブルの楽器

金属打楽器

・ゴングアグン gong ageng
・スルントゥム slenthem
・クノン kenong
・サロン saron
・ボナン bonang
・グンデル gender

木製打楽器

・ガンバン・カユ gambang kayu

弦楽器

・ラバブ rebab
・チェレンプン celempung

両面太鼓

・クンダン kendang

 ガムランはインドネシア・ジャワでは「たたく、打つ」と意味だそうで、この言葉から打楽器の総称をガムランと呼ぶようになったという。ジャワで発生した打楽器を中心とした楽団は、他の地域にも広がった。
 ちなみに、ガムラン音楽の音階は、世界中で一般に使われている西洋音楽とは異なる。そのため、12平均律に慣れている私たちには、不思議な少し落ち着かない感覚をともなって聴こえてくるかもしれない。

gamelan-ensemble
musical instruments
The Gamelan-orchestra is always an indoor musical performance that use so many musical instruments.
Metal percussion instruments are often used. 


2021/11/02

ダウルとズルナ

ダウルは、中東あたりで使われている両面ヘッドの大太鼓。ダウル(davul)は、トルコでの呼び名。
ズルナは2枚リードの管楽器で世界中で愛用されているチャルメラと兄弟の楽器。
ズルナ(zurna)は、トルコでの代表的な楽器。

ダウルとズルナ davul zurna トルコのパフォーマンス

ダウルとズルナのペアは、トルコ ジプシー 音楽(チンゲネ Cingene Muzigi)の形式で、結婚式などの めでたい式典で活躍している。





世界の楽器 / 楽器事典

 楽器 分類別 各ページへ

世界の弦楽器 民族楽器 有棹弦楽器 リュート型弦楽器
リュート形の弦楽器
ネックがあって弦をはじく


世界の民族楽器 弓奏楽器 擦弦楽器
弓奏弦楽器
弓で擦って音を出す



世界の楽器 弦楽器 チター ハープ
音程の異なる弦を並べて張ってある



世界の楽器 打楽器 パーカッション
叩く、擦る、揺らす





2021/10/08

タイのパンパイプ

 ボット Wot

ヴォット / wot / vot / โหวด
Wot โหวด
ボットは、タイ北東部やラオスのイサーン地方で使われているパンパイプ。
通常、パンパイプは直線的か、または わずかに弧を描くようにパイプをならべてあるが、ボットは円周上にグルリとパイプを配置してある。
楽器の頭部分を口の下あたりに当てて、そこを支点にしてクリクリと回しパイプを選択する。楽器を微妙に揺らすことでビブラートをかけることも可能。





2021/09/06

縦笛トリオ

 エンビルタ Enbilta

エンビルタ Enbilta を演奏している3人

エンビルタは、エチオピアで使われている木管楽器。管の端っこに向けて斜めに息を吹き込み音を出す。
指孔が無い笛で特定の音しか出せないが、通常、長さの違う(音程の違う)3本をそれぞれ3人の奏者が吹く。
エチオピアと隣国エリトリアに住むティグレ族(Tigre)に愛用されており、冠婚葬祭の時にも演奏される。






2021/08/14

エチオピアの楽器

 

エチオピアの楽器:クラル,ベゲナ,マセンコ ケベロ,エンビルタ,ワシント

クラル krar
6本弦のリラ。膝に置くか、ストラップで吊り下げて演奏する。


ベゲナ begena
大型のリラ。大きいので床に立てかけて演奏する。弦が長く低音が響く。


マセンコ masenqo
1本弦の弓奏楽器。ネックと弦が離れていて、指板に相当する部分がない。弦に指を押し付けて音程を変える。


ケベロ kebero
両面ヘッドの大型ドラム。両面それぞれヘッドの大きさが異なる。
ストラップで吊り下げて、通常 右手で大のヘッド、左手で小のヘッドを叩く。


エンビルタ embilta
竹や金属で作られている笛。筒の端っこに息を吹き付けて音を出す。指孔がないので単体では単純な音程しか出せない。通常3人のユニットで音程の異なる笛を演奏する。


ワシント washint
筒の端っこに息を吹き付けて音を出す。ワシントには指孔がある。



2021/07/06

エチオピアの笛

 アフリカには弦楽器や打楽器が数多くあり、ヨーロッパやアメリカ大陸の楽器にも多くの影響をあたえている。

ただ、なぜか管楽器は少ない。アフリカの人はリズム好きなので、メロディ主体の管楽器はあまり発展しなかったのかな。

そんな中で、ワシント (washint) という笛。

ワシント washint を演奏する人
ワシント (washint)
Washint is an end-blown wooden flute originally used in Ethiopia. 

エチオピアで使われている木管楽器で、日本の尺八と同じような構造で筒の端っこのエッジに息を吹き付けて音を出す。
構造が単純なため、演奏を習得するにはがんばって練習するしかない。リコーダーのように息を吹きこめば鳴るということはない。
ワシントは、さまざまな長さ(音程)が存在し、演奏者はさまざまな曲の種類に対応するために、いくつかの異なる楽器を持ち替えて使う。

伝統的に、アムハラ語のミュージシャンは、クラルというハープ型の弦楽器や、マセンコという1弦フィドルなどと一緒に生活や歴史を歌い綴る吟遊詩人とし活躍していた。



2021/06/26

End-blown flute

 「End-blown flute(エンド・ブロウン・フルート)」は、管上端の鋭いエッジに気流を吹き付けることによって演奏される木管楽器の総称。

管の本体内に発音する構造はなく、管の端っこで音の源が発生する。日本語では「シャクハチ類」と呼ばれている。

シンプルな構造なので高い演奏技術が必要であるが、演奏技術を活かして多用な表現が可能で、奏者の個性を発揮しやすい。


ナーイ

ナーイ ney アラブの縦笛
ナーイ (ney) は、End-blown flute の仲間で、アラブ古典音楽で使われている。葦の茎でできており、5~6個の指孔が開けられている。
とても古く伝統的な楽器で、紀元前より存在していて、5000年前にはすでに存在していたとも云われている。
数種類大きさがあり、現在のナーイは、西洋音楽に近い音程で7種類ほどのキー(ピッチ)を持つ楽器が用意されているようだ。


シャクハチ類 というぐらいだから、もちろん日本の尺八もシャクハチ類だ。
他にも 私家版楽器事典に載っているものは・・・・。



2021/05/11

楽器検索

 

楽器に関する検索。知りたい楽器
Musical instruments Search

楽器の名前、民族楽器の地域、種類別など.... あらゆる楽器に関する情報を検索できます。


2021/04/06

世界の楽器/民族楽器

 
古代ペルシアの楽器
古代ペルシアの楽器

古代エジプトの楽器
古代エジプトの楽器

メキシコのマリアッチ mariachi
メキシコのマリアッチ

日本の雅楽
日本の雅楽

Web楽器事典
世界の楽器をイラストで見てみよう

2021/03/03

モンゴルの縦笛

 ツォウル tsuur (chuur)

ツォウルは、モンゴルやトゥバなどの笛

The tsuur (chuur) is a wind instrument (end-blown flute) of varying lengths that is common among Inner Asian pastoralists.

ツォウルは、インナーアジア(モンゴル,トゥバなど)の牧畜民の間で一般的な管楽器。穴が3つだけの単純な構造。

構造は単純でも演奏は単純ではない。唇、歯、舌を使い、なんと歌いながら演奏する。

ツォウルで演奏されるメロディーは、アルタイの草原や山の斜面で羊飼いが聞く水の音、動物の鳴き声、鳥のさえずりを模倣したものだという。



2021/02/01

コルネット cornetto(ツィンク Zink)

 コルネットは、中世、ルネッサンス、バロック時代にさかのぼる初期の管楽器で、1500年から1650年にかけて使われていた。

コルネット cornetto(ツィンク Zink)

唇を震わせて音を出すんだけど、古い時代の管楽器なので、バルブではなく、孔を開け閉めして音程を変える。

現在にもコルネットと呼ばれる金管楽器があるが、これはバルブを使っており別物。

ドイツでは Zinkと呼ばれていた。





2021/01/20

管が2本のホーンパイプ

 アルボカ Alboka(Albogue)

アルボカ Alboka (Albogue)を演奏している人
アルボカは、スペイン北部とフランス南部の国境あたりのバスク地方を中心として使われている管楽器。
動物の角(つの)を利用した木管楽器を「ホーンパイプ hornpipe」と呼ばれることがあるがアルボカもそのひとつ。吹き口とベル部分に角が取り付けられている。

2本のパイプを平行に並べてあり、5個の音孔のパイプと 3個の音孔のパイプで構成されている。その1本1本にシングルリードが組み込まれている。
演奏者側から見て左側のパイプを左手で2個の音孔を操作、そして左右2本のパイプを右手で同時に操作する。


5個の音孔と3個の音孔のパイプ
2本が並べて取り付けられてる

演奏は、角の吹口から2本のパイプに息を吹き入れる。 バグパイプのように音を途切らせること無く吹き続けることができるが、これは循環呼吸の演奏でなせる技だ。






2020/12/06

パイソン チューバ

 金属のパイプで縛り付けられているようだ。逃げ出すことができないようにガンジガラメである。

演奏のため、いったんセットすると一生取り外すことができない。そんな気もするデザインだ。

ミラフォン(MIRAPHONE) パイソンチューバ Python tuba
パイソンチューバ Python tuba

パイソン・チューバ(Python tuba)は、ドイツのミラフォン(MIRAPHONE)というメーカーが作っている。
ミラフォン社のWebページを見ると、価格はユーロで €9,941 と記載されていた。




2020/11/09

トランペットと似ているけどちょっと違う

 フリューゲルホーン(フリューゲルホルン)

フリューゲルホーンを演奏している男性の図
フリューゲルホーン Flügelhorn 標準の3バルブ
フリューゲルホーン

The flugelhorn is a brass instrument that resembles the trumpet and cornet but has a wider, more conical bore.
フリューゲルホーンはトランペットやコルネットと似た形状で管の長さも同等。ただし円錐形の部分が多く、管も太いので柔らかくまろやかな音が出る。全体の形状も丸っこく作られている。

Like trumpets and cornets, most flugelhorns are pitched in B♭.
音程もトランペットやコルネットと同じく、Bフラットのピッチで構成されている。



フリューゲルホーンは19世紀のはじめ頃、ドイツで開発された金管楽器で、3つのバルブが基本。ただし、フランスのメーカーなどは4バルブの楽器も製作している。
4バルブのフリューゲルホーン Flügelhorn
playing the 4valve-Flügelhorn
4バルブのフリューゲルホーン







2020/10/20

ベルが ふたつある金管楽器

ジャッゾフォン jazzophone 

ベルがふたつのジャッゾフォン jazzophone

The jazzophone is a Saxophone-shaped double-belled brass instrument, with a trumpet-like mouthpiece.

ジャッゾフォンはサクソフォンのような形をした金管楽器。ただし、トランペットと同様のマウスピースが付いている(金管楽器)ので、サクソフォン(木管楽器)とは発音の仕組みが違う。

ジャッゾフォンは、1920年代に作られたようだ。

この楽器の特徴は、見たとおり、二つのラッパ(bell)が付いていること。一つのラッパは普通に開いたままで、もう一方はワウワウミュートがついてる。

二系統の管は切り替えられるようになっているわけだけど、両方鳴らすことはできない。

それなら、普通のトランペットで普通にミュート演奏すればいいと思うんだけれども、これはこれで なんか面白楽器ということで存在してたのかな。いや、もっと驚くパフォーマンスを発揮するのかな。


2020/09/02

低音のダブルリード木管楽器

 ヘッケルフォーン heckelphone

ヘッケルフォーン heckelphone ダブルリードの木管楽器

ヘッケルフォーンは、ダブルリード(2枚リード)の木管楽器。

楽器の名前は楽器製作者のウィルヘルム・ヘッケルから来ている。先端のベルが丸っこいのが特徴。

リチャード・ワーグナーによって提案され楽器で、オーボエと比べると、1オクターブ低い。



IROMBOOK 私家版楽器事典



2020/08/07

チベット仏教で用いられる管楽器

 ギャリン Gyaling

チベットの管楽器 ギャリン Gyaling

ギャリンは、ダブルリードの木管楽器。木製の円錐形管の先端に金属製のベルがついていている。日本ではチャルメラなどと呼ばれている管楽器と同じ系列の楽器。


トゥンカル Dung dkar

チベットの管楽器 トゥンカル Dung dkar

トゥンカルは、大きな巻き貝をラッパにしたもの。金属のモールが取り付けられており、色とりどりの石を貼り付けているものもある。日本の法螺貝と同じ作りをしている。


ラグドゥン Ragdung

チベットの管楽器 ラグドゥン

ラグドゥン は、長さが2~3mほどある長いラッパ。寺院からの通信道具として使われる。



2020/07/06

ナチュラル

バルブの無いトランペットやホルンは、古い楽器なので、わざわざ「ナチュラル・・・」をつけて名前を呼ぶことになっている。

もともとバルブがなかった時代、精密な加工が必要なバルブを作る技術がなかった時代、金管楽器はこんな作りが当たり前だった。楽器単体で高さの違う音を出すことはできるが、限られた音程しか出せない。が、これはこれで通信や信号としてはもちろん、イベントの場では力強い音がでる楽器として立派に機能していたのだ。

時代は代わり、バルブを取り付けることによって、あらゆる半音を出すことができるようになり、どんな調でも演奏できる楽器が作られた。現在のようにとても幅広い楽曲、多様な編曲で使われるようになったのはバルブの恩恵なんだね。
natural trumpet ナチュラルトランペット

natural horn ナチュラルホルン

そもそも、昔から「ナチュラル・・・」という名で呼ぶことはなかったはずで、当時のバルブの無い金管楽器を「ナチュラル・・・」と呼ぶようになったのは、最新の楽器が普及したからだ。


2020/06/05

トロンボーンの仲間

音をなめらかに変化させることができること(グリッサンド)が特徴のトロンボーン。この楽器にはさまざまな種類がある。
今日最も使用されているトロンボーンは、テナー・トロンボーンとバス・トロンボーン。単体でテナーとバスを切り替えるができるものも多く使用されている。
高音域ではトランペットと同じものから、さらに高音のピッコロ・トロンボーンまである。
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テナー・トロンボーン tenor-trombone
テナー・トロンボーンは、最も一般的な種類のトロンボーンで、ジャズやポップスなどで多く使われている。



テナーバス・トロンボーンtenorbass-trombone
テナー・トロンボーンの機能を持ち、更に低い音(バス)に切り替えることができる。
スライド管で長さを変えるのはもちろんだが、その他にメイン管の途中に、ロータリーバルブがつ付いて管の長さを切り替える機構(Fアタッチメント)が備わっている。
このため、広い音域をカバーすることができる。



ソプラノ・トロンボーン soprano-trombone
ソプラノ・トロンボーンは、通常、テナー・トロンボーンより1オクターブ高い B♭ のピッチになっている。
コルネットなどで代替も可能なので、あまり普及はしていない。



バルブ・トロンボーン valve-trombone
バルブ・トロンボーンは、スライド管ではなく、バルブで音程操作をするトロンボーン。
バルブ・トロンボーンは、ロータリーバルブとピストンバルブの機器の技術が急速に発展した19世紀に最も人気を博した。
B♭ テナー・バルブトロンボーンは、B♭トランペット(標準のトランペット)と同じ運指を使用している。
アドルフ・サックス製でもバルブ・トロンボーンという名の楽器も存在したが、まったく構造は異なる。



チンバッソ cimbasso
チンバッソは、バルブ・トロンボーンの低音バージョンと位置づけられる。
3~6個のピストンバルブまたはロータリーバルブ、最新のタイプでは ほとんどの場合 Fでピッチングされているが、E♭、C、B♭などが存在する。
大まかにはチューバやコントラバスのトロンボーンと同じ音域



2020/05/01

タイ王国の木管楽器 / ピー (Pee)

ピーは、タイの管楽器。
長さ40cmほどのピー・ナイや30cmほどのピー・ノークなどがある。
現在の木管楽器は左手が手前で右手が遠い側にして演奏する。ただ、昔むかしは、持ち方は統一されておらず、ヨーロッパでは、左右どちらで構えても演奏できるように設計された楽器もあった。

さて、この楽器タイのピーは、どちらかというと右手が手前という持ち方のほうが多いみたい。写真や動画をみるとほとんどが右手手前だった。
このイラストも右手手前で描いてある。
タイ王国の木管楽器 ピー pee
タイの木管楽器 ピー
リードを備えた木管楽器でダブルリードの木管楽器で、リードはヤシの葉を使っているという。
もともと、reed は葦(あし)のことで、リード楽器は葦の茎を使っているのが一般的。だから、楽器のリードはリードと呼ばれる。
そんな中で葦ではないリードというのは、なんかややこしいが、まあいいか。

ちなみに、pee というのは 英語の幼児語で「おしっこ」のことだそうで、peeを検索すると おしっこに関する記事が出てくるので、楽器の pee を探すのはちょっと困難だ。

2020/04/07

テノーラ(カタルーニャのショーム)

テノーラ(Tenora , Catalan shawm)

テノーラ  tenora は、スペインのカタルーニャ(カタロニア)で使われているダブルリードの木管楽器。カタルーニャのショーム(Catalan shawm)と呼ばれている楽器のひとつで長い管を持っている。
現地語の tenora は、いわゆる テノールのことで、その音域から名付けられている。
Catalan shawm / Catalan tenora

2020/03/08

バスーンとファゴット

外国から来た言葉は名前が複数あって混乱する場合がある。
外来語の場合、英語だったり、フランス語だったり、イタリアやスペイン、ドイツと様々。

外来語の多い楽器の名前も統一されず、いろんなカタカナ表現で呼ばれたりする。例えば、コーラングレとイングリッシュホルン、ハープシコードとチェンバロ、トロンバ マリーナとトルムシャイトなど。ピアノなんかは英語であっても、もともとはイタリア語だ。

日本へはヨーロッパ各国からも英語圏からも言葉が入ってくるので、名前が統一されないのは致し方ないのかもしれない。

さて、低音木管楽器のバスーンとファゴット。
これは、どちらも同じ楽器の楽器名として使われており、日本ではファゴットのほうが若干多く使われているようではある。
ファゴットは ドイツやイタリアの名称であり、バスーンは 英語だ。日本では英語表現を主に使う傾向がある中、ヨーロッパの言葉を優先して使っているというのが現状のようだ。

さらには、バスーン と バソン も区別されていて、フランス語から来ているバソンは、バスーンとはちょっとキー配列なんかが違う。
バスーン  bassoon(fagotto)
標準としてのバスーン。「bass...」という言葉が入っているとおり「低音の...」という意味合いがあり、2枚リードの管楽器の中では低い音が得意だ。



ダブルバスーン  doublebassoon(contrafagotto)
もともと低い音程の楽器ではあるけれども、さらに低い音が出るのがダブルバスーン。バスーンより1オクターブ低く、最低音はピアノの最低音とほぼ同じで、メッチャ低いのでブルブルという感じの音に聞こえる。



テノルーン  tenoroon(tenor fagotto)
「bass」代わりに「tenor」の言葉が冠される。木管楽器としては比較的低い音だけどバスではなくテナーの位置にあるということになる。バスーンより5度高い。






2020/02/02

伝統的なダブルリードの木管楽器

伝統的なダブルリードの木管楽器
チャルメラや篳篥の仲間
伝統的なダブルリードの木管楽器。


アルガイタ algaita(アルジェリア)

グアンズ 管子 guanzi(中国)

シャーナイ shahnai(インド)

スオナ 哨吶 suona (中国)

ズルナ zurna(トルコ)

テピョンソ 太平簫 taepyeongso(韓国)

ドゥドゥク duduk(アルメニア)

ナーダスワラム nadaswaram(インド)

ビシグール bishguur(モンゴル)

ひちりき 篳篥(日本)

ポンマー pommaer(ヨーロッパ)

ミズマール mizmar(エジプト)

ダブルリード(double reed)は、リード木管楽器の音源に当たる部分。乾燥させた葦(あし)を薄く削ったものを2枚重ね合わせてある。 また、篳篥やドゥドゥクなどのように葦をペッタンコにつぶして平らにしたものもある。

これらの伝統的な楽器は、ヨーロッパではメカニックに操作でき、安定して孔を塞ぐキーを取り付けるなどしてオーボエやファゴット、イングリッシュホルンなどに発展していく。


Musical Site

グラフィックツール と 背景テクスチャ と アイコン と 楽器事典

グラフィックツールを作ったのだけれど、そのグラフィックツールで作った背景テクスチャやアイコンを展示してます。もちろん自由にコピーして使っていただいていいのです。

そして、そのアイコン。楽器のアイコンなんだけれどもアイコンだけじゃもったいないというわけで楽器事典というか楽器図鑑というかそんなページもついでに作ったわけ。

楽器サーチ
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