バイオリン
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バイオリンムシ |
バイオリンムシは、甲虫目・オサムシの仲間。インドネシアやマレーシアのジャングルに棲んでいる。
バイオリンに似ているからこの名前で、英語でも Violin Beetle というらしい。でも、そんなにバイオリンに似ているわけでもないね。バイオリンムシというのは英語名を和訳したのかな。
別名 ウチワムシ とも呼ばれるようで、なるほど、ウチワのほうがそれらしい姿をしている。団扇虫! これは日本人がつけた名前。
太鼓
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タイコウチ |
水のなかに棲んでいる昆虫。タイコウチの名は「太鼓打ち」だ。泳ぐとき、前足を太鼓を叩くように動かす。
私が子供の頃、池や川でよく見かけた。ずっと同じ地域に住んでいるんだけど最近見たことないね。
鉦
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カネタタキ |
鈴
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スズムシ |
スズムシは「鈴虫」で、鳴き声は チリリリリ・・・という感じ。日本人はこれを鈴の音と聴き取ったようだ。
学名は Homoeogryllus japonicus で「日本の」という意味が含まれている。英語圏の人は「鳴く虫」にあまり関心がないようで、コウロギ、スズムシ、マツムシなんかはクリケット cricket という名で括っているらしい。
英語では Bell cricket という名があるようだが、これは日本語名を英訳したのだろうな。
蛇足ですが...
例えば、「スズムシ」という名前。
人間が作った「鈴」より、はるかむかしむかしから、この虫は地球上にいた。で、鈴なんてものがまだなかった時代には、この虫には名前が無かったのだろうか、それとも違う名前があったのだろうか。
もちろん、同様の疑問はスズムシだけではなく、ここに紹介した昆虫すべてに当てはまるのだけど。