メイベル・カーター 1909年生まれ
メイベル・カーター (Maybelle Carter) |
1920年代から1930年代にかけて活躍した歴史的なバンド、カーターファミリー(The Carter Family)のメンバー。 多くの名曲を残し、例えば「キープ・オン・ザ・サニー・サイド(Keep on the sunny side)」は日本では「陽気に行こう」という名で歌われている。
革新的な演奏方法でギターを弾いたことでも有名。低音弦をベースとメロディ、高音弦を和音をならすく演奏スタイルである「カーターファミリー・ピッキング」は、今も受け継がれている演奏方法。 ただし、フラットピックで弾く方法もカーターファミリー・ピッキングと呼び これを多用するギター弾きは多いが、これはオリジナルな奏法とは異なる。メイベルは親指で低音、他の指で高音部を弾くフィンガリングであり、フラットピックは使わない。つまり、本来の「カーターファミリー・ピッキング」を操るギター弾きはほとんどいない。
18歳の頃から歌手として歌い始め、カーターファミリー解散後も60歳ごろまで娘さんと共に音楽活動を続けた。
ウッディ・ガスリー 1912年生まれ
ウッディ・ガスリー(Woody Guthrie) |
1930年~1950年ごろ活躍したアメリカのミュージシャン。 20歳前にはアメリカ中を一時雇いの労働者として放浪。 20歳を少し過ぎたころよりフォークソング(公民権運動や反戦運動を表現する唄でプロテスト・ソングとも呼ばれた)で有名な歌手となった。
最も有名な歌に「我が祖国(This land is your land)」があり、今なお、たくさんのフォークシンガーが歌い続けている。ボブディランにも大きな影響を与えた。
ピート・シーガー 1919年生まれ
ピート・シーガー(Pete Seeger) |
世界に知られる伝統的な唄となった「花はどこへ行った (Where Have All the Flowers Gone?)」「天使のハンマー (If I Had a Hammer)」などの 作者でありシンガーである。ギターのほかに彼が考案したネックの長いバンジョーを弾く。
オバマ大統領就任記念コンサートでは、ウッディ・ガスリーの「我が祖国(This Land Is Your Land)」を歌った。なんと、このとき90歳である。
ウィリー・ネルソン 1933年生まれ
ウィリー・ネルソン (Willie Nelson) |
カントリーのイメージが強いが本人はジャンルなんかあまり気にしていないのだろう、いろんな唄を歌ってる。 1980年代にソニーのオーディオのテレビCMで「ハーバーライト」を歌ってたのを知ってる方もおられるだろう。音響表面板が傷だらけのオンボロ ギターは彼の風貌によく似合っている。
ピーター・ヤロー 1938年生まれ
ピーター・ヤロー (Peter Yarrow) |
もとピーター・ポール&マリー(Peter, Paul and Mary / PP&M )の一員。代表作の一つ「パフ」は誰もが聴いたことのある歌だろうし、ボブディランの「風に吹かれて」を大ヒットにしたバンドでもある。PP&M解散後も歌手として歌い続け、優しい歌声はおじちゃんになっても変わらない。
2013年、日本に表敬訪問し下村文部科学大臣の前でギター弾がたりで歌ってくれたのには、驚いた。
ジョーン・バエズ 1941年生まれ
ジョーン・バエズ (Joan Baez) |
アメリカの女性ミュージシャン。 「朝日の当たる家」「ドナドナ」「500マイル」など、アメリカの伝統的な唄を歌い世界的フォークソング・シンガーとなった。マーチンの小柄なギターを弾く。
レコード ジャケットの若いころの写真は黒くて長い髪なので おばさんになってのこのイラストはちょっと別人と思われるかも
ジョン・デンバー 1943年生まれ
ジョン・デンバー (John Denver) |
生きていたらもっともっといい唄を私たちにきかせてくれただろう。 「故郷に帰りたい」「太陽を背にうけて」・・・どれをとっても他のシンガーには真似のできない「しみる唄」を聴かせてくれていた。「悲しみのジェット・プレーン」はPP&Mが歌って大ヒットした。
1997年10月12日、飛行機事故で亡くなった。
グレン・フライ 1948年生まれ
グレン・フライ (Glenn Frey) |
「ホテル・カリフォルニア」をはじめ多数の名曲を残したイーグルスの一員。デビュー当時の「テイク・イット・イージー(Take it easy) 」も、時代を超えた名曲で中年になっても歌いつづけていた。
ギターはアコースティックもエレクトリックも一流であり、鍵盤楽器も得意。2016年1月に亡くなった。