全3巻からなる音楽大全(Syntagma Musicum)は、世界最初の音楽事典といわれていて、当時の演奏習慣や楽器について詳細な説明がされている。第2巻には42枚の詳細イラストが描写されており音楽や楽器の研究家にとって貴重な文献となっているようだ。
アルファベットの「J」の形をしたクルムホルン、リードオルガンの祖先でもあるレガールやポジティーブ、キーの無いフルート、チェロのような弓奏楽器のビオラ・ダ・ガンバ、こけし人形のような形をしたリード楽器のラケットなど。
ページ内には縮尺が分かるようにスケールも一緒に描かれている。
図のトロンボーン(ドイツではポザウネ)はSyntagma Musicumのイラストのほんの一部。昔のトロンボーンはベルの部分が小さい。