2011/12/31

コルヌ

コルヌ(Cornu)Cornu は動物のツノのことだ(昆虫の触角も Cornu らしいが)。金管楽器はツノを吹いて音を出したのが起源なので、ツノがそのまま楽器の名として使われたのだろう。英語でいうなら Horn で、やっぱり動物のツノだ。
コルヌと呼ばれているのは、大昔イタリア半島の中央部で使われていたラッパだ。ようするにホルンだけど今日のホルンとはちょっと違う。紀元前のラッパだからバルブなんて無いので、自由に音階は出せない。とはいえ、空洞の管を作る、管を曲げる、というだけでもたいした技術である。

コルヌは、アルファベット大文字の「G」の形に大きく一周近く曲がっている。円の中心あたりにまっすぐな棒で管を固定しているが、この棒は演奏する時に肩に載せる「かつぎ棒」の役目も持つ。小さなベルはちょうど奏者の頭の上にくる。
軍隊のパレードで使ったりするので、歩きながら演奏できるというのは重要だ。今日のスーザフォンの演奏スタイルにとてもよく似ているね。

Musical Site

グラフィックツール と 背景テクスチャ と アイコン と 楽器事典

グラフィックツールを作ったのだけれど、そのグラフィックツールで作った背景テクスチャやアイコンを展示してます。もちろん自由にコピーして使っていただいていいのです。

そして、そのアイコン。楽器のアイコンなんだけれどもアイコンだけじゃもったいないというわけで楽器事典というか楽器図鑑というかそんなページもついでに作ったわけ。

楽器サーチ
Musical instrument Search

楽器に関する情報が検索できます。

弦の数で楽器を探す
1本の弦 2本の弦 3本の弦

弦の数で楽器を探す。