カエルの子供が池で遊んでいたら、そこへ大きな動物が現われました。大きな動物とは牛なのですが、子ガエルは、そんなことはまだ知りませんでした。小ガエルは、家に帰ってお母さんに、池の近くで大きな動物に出会ったことを話しました。すると、お母さんガエルは「これくらいだった?」と、自慢のお腹を、これでもか、これでもかとふくらまし始めました。「もっと大きかったよ」「これくらいかい?」と、お母さんガエルはさらにお腹をふくらませました。でも、身体の大きなウシにかなうわけがありません。そしてついに、お腹をふくらましすぎてお腹の皮が破裂してしまった。イソップ童話の「おろかなカエル」だね。
さてさて、もし、この子供ガエルがトランペッターのガレスピーに出会っていたら、お母さんガエルはホッペタの皮が破裂していたに違いない。ガレスピーのホッペタはゴム風船でできているらしく異常に膨らむ。これにはアマガエルもトノサマガエルも腰を抜かす。
それと、ガレスピーのもう一つの特徴は、自慢のトランペット。ベルが45度ほど上を向いている。これは、だれかがお尻を乗っけて曲げてしまったことが発端のようだ。ガレスピーは、グニャッと曲ってしまったトランペットを吹いてみたが、どうってことはなく普通に音が出たそうだ。で、これは面白いと思ったか思わなかったか・・・いずれにしてもガレスピーのトレードマークの「ベル上向きトランペット」が誕生した。