手軽に持ち運べて唄の伴奏としても使えるので若者にも人気だ。皮膜を共鳴させて音を増幅させるのはバンジョーと同じだけれど、バンジョーの弦は金属なので甲高い音色、三線は絹糸(現在では化学繊維)なので柔らかい音色だ。
ヘビの皮を使っているのも特徴。日本にいるヘビは小さくて使い物にならない。でかいニシキヘビ(パイソン)だ。ニシキヘビはバッグやハイヒールや財布、ネクタイまでにも使われている。ヘビ皮は高級な感じがするのかな、オシャレなのかな・・・そのあたりは人それぞれなんだけど、ヘビ好きの人は三線のヘビ皮はどうなんだろう。オシャレ感覚で見るのだろうか。さあ、ニシキヘビのバッグと毛皮のコートを着た人が三線を弾いているという図はどうも想像しにくい。