2019/01/03

笙の仲間

笙は、東南アジアで生まれた大発明の楽器だ。ハーモニカは笙のフリーリードという仕組みを参考に作られたといわれている。
ということは同じ仕組みのリード・オルガンもアコーディオンや ピアニカの商品名で販売されている鍵盤ハーモニカも笙が起源だといえる。
中国の笙(Sheng)
中国の笙(Sheng)
中国の笙(Sheng)
中国では 漢字で「笙」だけど、中国発音を無理矢理カタカナ表現にするとションとかシェンとかになる。日本の笙は中国の笙が原型になっている。


日本の笙
日本の笙
日本の笙は、雅楽とともに中国から伝来し宮廷音楽で使用される。東南アジアでは民衆にも愛用されているが、日本では格式高き楽器ということで、一般民衆では普及していない。
説の鳥、鳳凰(ほうおう)が翼を立てて休んでいる姿に見立て、この楽器は鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれる。
信西古楽図(しんぜいこがくず)は、平安時代の舞踊・音楽など様々な催し事が描かれた巻物。
15種類ほどの当時の楽器とそれを演奏する姿がある。


蘆笙(ルーシェン)
蘆笙(ルーシェン)
蘆笙(ルーシェン)は、中国の南部・ベトナム・ラオスなどの笙。おそらくこのあたりが笙の発祥の地だと思われる。

ケーン (Khene)
ケーン (Khene)
ケーンは、ラオスの笙。左右二列になった長い葦を使っている。大きなものでは人の背丈ほどのものもある。


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グラフィックツールを作ったのだけれど、そのグラフィックツールで作った背景テクスチャやアイコンを展示してます。もちろん自由にコピーして使っていただいていいのです。

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