電子楽器(ケロミン/マトリョミン/オタマトーン) |
電子デバイスの小型化、高性能化がこんな楽器を作る発端となったのだろう。音源も、音高の制御も、拡声部分の回路も1枚のプリント基板に実装されていることだろう。だからアイデアしだいでどんなケースにも入る。ぬいぐるみだったり、木製の人形であったり、オリジナルの樹脂成形品だったり・・・。
本格的な楽器としてどこまで使えるかはそれぞれだろうけど、カエル、マトショーリカ、オタマジャクシに歌わせることができる。こんな中でマトリョミンは、中身が テルミン なので、ちゃんと楽器として使える。演奏は難しいけどね。
まだ集積回路なんぞ無かった時代、実用的な電子楽器として1920~1930年ごろに開発された テルミン や オンド・マルトノ の意匠や技術が現在の電子時代にも転用されているというのは、なかなか興味深いところである。