2014/05/02

ぽっぺん

ぽっぺん(ビードロを吹く女)
ぽっぺん
歌麿の浮世絵「ビードロを吹く女」である。

ビードロというのはポルトガル語でガラスの意味だそうで、このガラス製で音が出る玩具をビードロと呼ぶようになったようだ。
「ぽっぺん」は、音から名付けられた名称。なので「ぽっぴん」「ちゃんぽん」など、他にも音 由来の名称もある。

台所のステンレスの流しに暑いお湯をかけるとボコッと音がするが発音原理はあれと同じ・・・・例えがよくないか。
それなら「セミカチ」というブリキのおもちゃをご存知だろうか。セミカチはちょっと曲がった金属の板が組み込まれており、その板を押さえることで音が出る。ポッ・ペン! とは鳴らずに カチ・カチ! という音だけど。

ようするに、これは薄い板が応力から開放された時に振動し音を発するのである・・・とか訳の分からんことはともかく、「ぽっぺん」はガラスのくせして凹凸にぺこぺこと曲がるのだね。繊細かつ微妙かつデリケート。息を吹き入れて、その圧力で曲げるので薄く薄く作られている。

科学実験用のフラスコも同じ形をしているが、ぽっぺんの代替にはならない。