2012/11/11

ワンドゥン (チベッタン ホーン)

ワンドゥン (チベットのラッパ)
ワンドゥン (Dbang dung)
チベット仏教の法具。英語圏で ドラゴン・ホーン とか チベッタン・ホーン とか呼ばれているラッパ。

実は、このラッパ、日本語でカタカナ表現した名前がない。「楽器の本」でもチベットのドラゴン・トランペットとかいう表現であり、このラッパの名称が記載されていない。Web上では dbang dung と表記されているのだけれど  「dba・・・」 を何て読んだものか。カタカナ表記するにはどの文字を当てたらいいものか、と、あれこれ調べているうちに  「dba」 は、「ワ」 と発音するのが日本語には一番近いようだと分かってきた。
なので、このドラゴン頭のラッパを「ワンドゥン」とした。おそらく楽器の名前として「ワンドゥン」という名称を使ったのはここが初めてだろうと思われる。

さて、このドラゴンは、総称するならばドラゴン(龍)かもしれないけれど、インドの神話がもとの マカラ という幼獣。ワニと魚が一緒になった形態で口がおもいっきりでかい。海や湖に棲むらしい。なぜか鼻が長くてゾウのようだったりもする(シュノーケルの役目をはたすのか?)。
東アジア一帯にマカラの伝説があり、水を操る聖なる幼獣ということで、仏教法具のシンボルとして彫り込まれているのだろう。